« | メイン | »

2020年06月16日

「成生」 静岡・鷹匠・天ぷら

ようやく移動が可能となり、静岡の「成生」へ。

自粛期間中は7席を6席に減らし、
静岡在住の方限定で営業をされていたようだ。

この1席の差が大きいと、志村さん。
天ぷら鍋に対して7人分と6人分では、仕上がりが違うとのこと。
そんなことを聞きながら 食事は始まった。

20061672-copy.gif

しまあじは厚みがあり、味が詰まっている。
そしてみる貝は甘味に驚く。


天ぷらはメバルから始まる。
20061675-copy.gif

これが鮮烈なインパクトを与えてくれた。

コシアブラ。
20061676-copy.gif

この苦味を持ってくるのは見事だ。

ヤングコーン。
20061677-copy.gif

ヒゲの香ばしさと甘味の共演。

なんと銀宝が出た。
20061678-copy.gif

幻の魚と言われる。メゴチより貴重。
衣のサクッとザクッとの間をゆく食感に続く銀宝の香りと味。
天ぷらでないと経験できないものだ。

賀茂茄子。
20061679-copy.gif

衣が薄く、瑞々しさが溢れる。
この緩急のつけ方がいい。

イカは、ねっとりとした歯ごたえで甘さが増してくる。
20061680-copy.gif

鯵の天ぷらの印象を変えた一品。
20061681-copy.gif

この火入れから生まれる密な味わい。

アサリ。
20061682-copy.gif

大きいが味が濃密で、海のエキスが詰まる。

口直しのサラダ。
20061683-copy.gif

赤ムツ。
20061684-copy.gif

魚のもつ脂を油によって自在に扱っているという感覚がすごい。

じゃがいも。
20061685-copy.gif

皮目の香ばしさとマッシュポテトのような歯ざわり。

子イカ。
20061686-copy.gif

衣で味わいが凝縮されている。

アナゴである。
20061689-copy.gif

長らくお目にかかっていなかった。
衣の塩梅が見事で、穴子の存在が口中で広がってゆく様を存分に楽しむ。

さつまいも。
20061690-copy.gif

じゃがいもとさつまいもを同時に味わえるのは珍しい。

かさごである。
20061691-copy.gif

意表を突かれた一品。
穴子、さつまいものインパクトに負けない強さがある。

穴子の骨。
20061692-copy.gif

丼ツユにさっとくぐらす天丼。
20061693-copy.gif

20061694-copy.gif

これも進化の賜物。

構成、衣の強弱、香りの変化など素晴らしい食事となった。

「成生」
静岡市葵区鷹匠2-5-12 1F
054-273-0703

投稿者 geode : 01:05