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2017年05月17日

「ヴレドヴレ シェ・ヒロ」 大阪・新町・フランス料理

男性が15名集まり、フランス料理を食べる。
この夜は、貸し切り状態。
もし、ここにカップルが入ったりすると、それはそれは大変なことになるのは想像が難くない。

大阪の新町にある「ヴレドヴレ シェ・ヒロ」というレストラン。
この夜は、岡山の吉田牧場の牛を食べるということも一つの目的であった。
それを快く引き受けてくれた大垣シェフに感謝である。

赤ピーマンのムース クーリ・ド・トマト。
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懐かしい記憶が蘇ってくる一皿。
食べる人、それぞれに記憶の襞から種々の思いが沸き立つにちがいない。

新玉葱のババロア ギンギン鮭のマリネ。
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季節の料理だ。シェフのフランス料理に対する思いがしっかり詰まる。

ロワール産 ホワイトアスパラガス オマール海老。
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これもまた季節の風を運ぶ。だが、シェフは日本人。
アスパラガスの火入れが歯ごたえあり。

テリーヌ・ド・ポトフ(ブラウンスイス 未経産 スネ)
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これはスネ肉のジュがしっかり味をまとめる。
スネ肉のほぐれ具合もなかなか楽しい。

肩ロースのコンソメ煮 (ブラウンスイス 経産 肩ロース)
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コンソメと一緒に食べると肩ロースの迫力を感じる。
どこまでもフランス料理の技法と歴史に敬意を表するシェフの仕事だ。

天然真鯛の蒸し焼き 春キャベツ添え
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このソースも少量だが、基本の技が生きる。

カイノミのソテー 赤ワインソース
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左 ブラウンスイス 未経産 カイノミ
右 ブラウンスイス 経産 カイノミ
この比較は興味深かった。一瞬未経産のほうがいいと思うのだが、今回は経産牛に惹かれたのであった。味わいに深みが生まれていた。

チーズは吉田牧場のパルミジャーノとコンテタイプ。
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途中で、このチーズをカイノミにプラスすると、なんと味わいにコクとうま味が登場することだろう。

愛媛県産 無農薬ブラッドオレンジのコンポート。
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コーヒーとともに味わい、この夜の饗宴は終焉をみた。

シェフが新たな食材を手にした時に、いかなるパワーがうまれるのだろうか?
テーマによって燃えるタイプの料理を味わうことができてうれしいかぎりだ。

「ヴレドヴレ シェ・ヒロ」
大阪市西区新町1-24-8 マッセノース四ツ橋ビル1F
06-6535-7807

投稿者 geode : 01:18