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2007年10月17日

「Le Toustem」    フランス・パリ     ビストロ

そろそろ帰国の日が近づいてきました。
僕達は、現地10日出発でしたが、スタッフの一部は9日に帰国でした。

みんな揃って最後のディナーは三つ星の「grand vefour」でした。この料理については後日報告します。

9日のディナーは、フランス在住で今回大変お世話になったI夫妻も同席で、二つ星レストランHelen Darrozeのビストロ「Le Toustem」です。

最終日は夜から雨模様。今回の旅で初の雨です。本当に天候には恵まれました。

カジュアルなメニューにしようと思ったのですが、結果は豚肉の連続となってしまいました。

まずは、豚肉のリエット。

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脂分と肉の部分がうまく絡み合って、これをパンに塗るだけでも立派な一品です。

次は、テットドフロマージュです。

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豚の頭部(顔も含む)の肉のテリーヌ。ゼラチン質が多く、口の中に入れると体温で自然と溶け、旨みが残ってゆくというもの。一瞬豚の頭と思う人も多いのですが、なんとも上品な味わいです。

友人が取ったエスカルゴです。

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これは思った以上にスモールポーションでした。でも味わいはしっかり目です。

パルマンティエです。

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パルマンティエはフランスでジャガイモを広めた学者の名前です。そのジャガイモをマッシュしてグラタン仕立てにする料理です。今回はブーダンノワール、つまり豚の血入りソーセージを中に詰め込んだパルマンティエ。ブーダンノワール好きの僕としては、必須のメニューでした。これが大当たり。ボリュームはたっぷりでしたが、見事な味でした。

タラの煮込み。

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ウズラのポトフ。

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マカロニのフォアグラソース。

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仔羊のソテー。

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これにはニンジンとオレンジのピュレがついていました。

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鶏の煮込みです。

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デザートは

ミルフィーユ

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バシュランとイチゴ

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ハーブティーはこんなカップとポットで登場しました。

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カジュアルなレストランで、最後の夜を楽しく過ごすことができました。当然なのですが、今回はいままで以上にバリエーション豊かなフランス料理の世界に触れることとなりました。

「Le toustem」
12, rue de l’hotel colbert
+33 (0)1.40.51.99.87

※門上武司「食」研究所サイト上にて
 ☆『海外通信』 Torino通信Vol.2「クリスマスが待ち遠しい」
 ☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
  Vol.1「五月長根葡萄園2006 エーデルワイン」
 を公開中。↓
 http://
www.kadokami.com/

投稿者 geode : 02:04