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2007年05月01日

「上賀茂 秋山」   京都・上賀茂   和食

昨年2月、北山通りから北へ上がった上賀茂の住宅街に忽然と姿を現した「上賀茂 秋山」。民家を改造した和食店である。
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「精米したての米を北山の湧き水を使い土釜で炊きたい」というのが開店するにあたって主・秋山直浩さんの思いであった。野菜も然り、上賀茂を中心とした野菜が揃う。昨年のゴールデンウィークを超す頃から一気にブレーク。

この日は、大阪の若い料理人達と昼食に出掛けた。

先付に
大原野で採れた筍が出たのですが、写真を撮るのを忘れてしまいました。

椀物は
↓帆立のしんじょう 大原のからすのえんどうにこしあぶら。
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帆立の旨みと野菜の青味がいい味をだしている。

八寸は
↓鯛の子の旨煮、すずきの酢洗い、かつおのたたき(藁でいぶす)など。
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かつおのかおりにうっとり。

↓タコと春キャベツとハコベ
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タコの凝縮した味に春キャベツのしゃきっとした食感にハコベの匂い。

↓地鶏と新たまねぎのすき焼き
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これが、炊きたての御飯と一緒に出てくるのです。つまりおかず。
このセンスが見事です。御飯だけではさみしい。おかずが欲しいという気持ちを満たしてくれるのです。
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御飯は土楽さんの土釜です。
炊きたての甘さたるや、舌が正直に反応し小躍りします。
地鶏は、玉子を入れ、御飯にかけると親子丼にもなるのです。

また御飯はおこげも。
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そのとき、塩や自家製味噌が出て、つい3膳おかわりということになってしまいました。

よもぎ入りの柏餅で締めとなりました。
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夜なら、待合いのところでお菓子とお薄を頂くことになります。

カウンター越し、秋山さんとの軽妙な会話のやりとり。
それが楽しくて、また訪れたいなと思う。
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一見、素朴に見える料理の数々ですが、その組み合わせやコースの組み立てなどなど、生来の感性の素晴らしさがきらきらと輝いているのです。ホント、和食の世界、京都は次々と新たなスタイルが生まれてくるのです。

上賀茂 秋山
京都市北区上賀茂岡本町58
075-711-5136

投稿者 geode : 02:26