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2025年12月04日
「能勢」 京都・烏丸一条・日本料理
御所の西側、烏丸通りに面して
日本料理「能勢」はこの秋暖簾をかけた。
以前「くずし懐石 縁」があった処。

「能勢」のご主人・能勢修行さんは長年「菱岩」で仕事をされた方で、
一時期「くずし懐石 縁」にもおられたこともあり、そんな縁でこの場所での開業となった。
店内は「くの字型」のカウンター。凛とした雰囲気が漂う。
始まりは松葉蟹と茗荷
しめじと菊名の胡麻和え


しっとりとした味わい
さりげない佇まいから技を感じる。
ひらめの薄造り
これもまた同様の思いがよぎる。
縁側のコクには唸る。
造り醤油とちり酢の2種用意される。
伝助穴子を調理する能勢修行さん

この伝助穴子の味の奥行き
凝縮された味わい。
火を入れることで甘味とコクが増す。
うまさの粒が大きくなったようだ。
椀もの
あこう鯛が椀種
出汁の淡さとあこうの味の優うを楽しむ
椀ものの醍醐味である。
焚き合わせ
蛸の柔らか煮 湯葉 人参 南瓜
味付けの妙を感じる。
これは長年の仕事の結晶のような味わい。
甘鯛の焼き物
皮目の香ばしさ
柚子の酸味が加わることで味の変化が起こる。
栗と銀杏
秋から冬への移ろい。
卵焼き
圧巻である。
目の前で調理される姿を眺めるだけで胸が熱くなる。
職人仕事だ。
白ごはんには最適のおかず
シャインマスカットと柿
水物である。
穏やかな流れの中に静かな感動がある。
貴重な仕事の賜物といえる。
「能勢」
京都市上京区烏丸一条下ル龍前町589
075-468-3177
Web連載「amakara.jp」=====
門上武司のグルメ旅「皿までひとっとび」
★門上武司の旅vol.14:木が香る設え、水素調理の割烹料理、露天風呂。箱根の旅館『円かの杜』
★門上武司の旅vol.15:小田原の老舗ロースター『スズアコーヒー』が立ち上げたコーヒースタンド
YouTubeチャンネル「Round Table」=====
森 義文(カハラ・オーナーシェフ)
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兼井俊生(手打ち蕎麦 かね井・店主)
兼井俊生(part1) – YouTube
堀木 エリ子(和紙作家、堀木エリ子&アソシエイツ代表)
堀木 エリ子(part 1) – YouTube
西田 稔(Bar K6 / cave de K / Bar kellerオーナー)
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======協力:株式会社マイコンシェルジュ
投稿者 geode : 10:00

