2025年08月22日
「料理屋 みや﨑」 福井・中央・日本料理
今年の6月末に移転したばかりの福井の日本料理店「料理屋 みや﨑」
凛としたカウンター
カウンター内には炭床、火口が二つあり、
一つは陶器の蒸し器、もう一つには油を張った鍋があった。
この光景も実に心地がよい。
主人の宮﨑洋彰さんは偉丈夫な人物で迫力あり。
始まりは
バイ貝に河内晩柑の柑橘の香り
越のルビー、はまぐり、蕪の泡
酸味がすごく柔らかく緩やかな感じ。
口中をさっぱり食事への準備が整う。
おしのぎ
琵琶湖の天然鰻の焼き物
黒枝豆 餅米を静岡の玉露で炊く。
鮎の上質な脂がうれしく
胃袋に料理の始まり告げる。
椀ものは
美浜のクエ トロ茄子 素麺
出汁は利尻の3年熟成を使うとか。
淡いと感じる出汁が椀種と一体になってゆき
味の奥行きを感じる。
造り
イサキ、ヒラメ、真イカ、アラ
真イカの甘味は秀逸。
氷見ののどぐろの焼き物
台湾の香辛料 国産マーガオで風味づけ。
山椒とレモングラスのような風味
のどぐろの脂との相性良し。
山芋素麺
ここですっきり 口中をフラットに。
三国のシャインマスカットの白和え
鮮烈な甘味に豆腐の肌理細やかさ。
鮑のフライ
下味を施した鮑に
水茄子のタルタルが見事に寄り添う。
若狭牛のランプ
しっとりした仕上がり
コクもあり。
炊き立ての白ごはん
福井県大野の「にじのきらめき」
香りとモチッとした食感
もう一品 鮎と万願寺唐辛子の炊き込みごはん
風味が鮮烈
白桃に和製烏龍茶のアイスクリーム
ブルーベリーのジャムなど
全体を通して宮﨑さんのやりたい世界観がしっかり伝わってくるのが楽しい。
これからがすごく楽しみな一軒だと感じた。
「料理屋 みや﨑」
福井市中央1-21-7 東参道ビルヂング1F
0776-26-0565
Web連載「amakara.jp」=====
門上武司のグルメ旅「皿までひとっとび」
★門上武司の旅vol.8:日本一と噂の魚を扱う町の寿司屋、滋賀・長浜『京極寿司』
★門上武司の旅vol.9:長浜の古民家『ビワコラージュ』で、滋賀×イタリア料理。
YouTubeチャンネル「Round Table」=====
森 義文(カハラ・オーナーシェフ)
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兼井俊生(手打ち蕎麦 かね井・店主)
兼井俊生(part1) – YouTube
堀木 エリ子(和紙作家、堀木エリ子&アソシエイツ代表)
堀木 エリ子(part 1) – YouTube
西田 稔(Bar K6 / cave de K / Bar kellerオーナー)
西田 稔(part 1) – YouTube
======協力:株式会社マイコンシェルジュ
投稿者 geode : 10:00