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2009年01月14日

「直珈琲」(なおこーひー) 京都・河原町三条・珈琲

友人から連絡が入りました。
「直珈琲にゆきました。なかなかよかったです」とのこと。

年明けに再び伺いました。
店頭に珈琲豆の袋があり、そこの営業時間が書いてあります。
思わず撮りたくなりました。

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メニューを見ると珈琲が増えています。
「深煎りブレンド」。たしか前にはなかったはずです。

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店主の渡辺直人さんが
「門上さんのお友達が来られて、もう少し深煎りのがあればと仰っしゃり、
その日はたまたまあったんです。
それでお出しすると気にいられたので、メニューに加えました」と。

珈琲の焙煎度合いは、ホント好みです。
焦げる寸前のギリギリを好むヒトがいれば、
浅煎りがいいというヒトも多いのです。

この日はパプア・ニューギニアを飲みました。凄くいいバランスです。
ここの珈琲は、温度も適切なのです。

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あまりに熱いと香りが飛ぶ可能性があります。
抽出時の湯の温度も、それによって苦味や酸味がたってきます。
そんなことを思いながら、このパプア・ニューギニアを飲んでいると、
苦味と香りのマッチングがいいのです。

渡辺さんと話しをしていると、珈琲や珈琲以外のメニューの考え方、
店側と客側の関係など話題は広がるばかりです。
ここは、わずか6席のみです。
そこで、どう楽しむかは、それぞれが考えてゆくことだと思ったのです。

帰ろうと思って、入口横の壁を見ると、
そこに飾ってあった作品も変わっているのです。
写真になっている。それも小さいのですが、非常に強い作品。

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「気に入ってくださったヒトが、
この写真が合うよといって持って来てくださったのです。
ユージン・スミスの作品で、溶接工を撮影したもの」と。
たしかに、ここにあっても全く違和感のない作品、インパクトありです。
聞けば、持って来たヒトも知人で、スチールではなくムーヴィーのカメラマンでした。

開店して一ヶ月ですが、店と客、そこにどんな関係が生まれるか。
店は変化し成長するものだと思って帰ったのでした。

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直珈琲(なおこーひー)
京都市中京区河原町三条上ル二筋目東入ル恵比須町530-40

告知です。
2009年1月18日(日)
午後1時30分〜3時
大阪・難波「カタログハウスの学校」で講演を行います。

〜スローな『食』を味わおう〜
http://www.cataloghouse.co.jp/study/

門上武司食研究所サイトに

12/19 付、
 ☆『海外通信』Paris 通信 Vol.14
      レストラン“ローラン”のケアシガニのジュレ
公開しました。↓

http://www.kadokami.com/

その他、
 ☆「名店の賄い」
   第四回 「ショコラティエ なかたに」

 ☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
  Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」

 ☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
  Vol.4「野飲の醍醐味」

 ☆今月の「学会」レポート
  2008年4月度「第64回 パトゥ」

も公開中。↓

http://www.kadokami.com/

投稿者 geode : 02:06