2008年04月14日
「天繁」 大阪・島之内 天ぷら
天ぷら、寿司、鰻、蕎麦は江戸のものという印象が強い。数からいえば、圧倒的に江戸に軍配が上がるのですが、関西にも素晴らしい店はかなりあるのです。
大阪島之内の「天繁」はその一軒です。開店は23年前。僕が初めて訪れてからももう20年は経っているのです。東京・世田谷にある「天露」という天ぷら屋さんの紹介でした。
ここで初めて食べた天丼の鮮烈さはいまも記憶にしっかり残っています。ミナミで遊ぶことが少なくなって、「天繁」に通うことが少なくなりましたが、ここで食べるとしみじみ天ぷらの旨さを感じ、ご主人・長井和夫さんの職人技に感心するのです。
長井さんは、東京の名店「天一」で修業し、支店の店長を勤めたのちの独立です。開店当初は、関西の味に会わせて、胡麻油1サラダ湯の割合でしたが、途中からそれを2対1の割合に変えました。この香ばしさがいいです。
先付けは筍です。ウニで和えています。
投稿者 geode : 09:39