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2025年10月03日

「鉄板 みつ喜」 京都・先斗町・鉄板

先斗町と木屋町に抜ける細い路地にある。
蕎麦屋と寿司屋に挟まれている鉄板焼きの店「みつ喜」に出かけた。

お好み焼きが無性に食べたくなった。

店内はカウンターとテーブル席。
テーブルは鉄板が埋め込まれたタイプ。
カウンターに細長く鉄板が埋め込まれている。
この日はカウンターに座る。

 

お通しの卵豆腐が出る。

やや粘りのある歯触り。
コクがあり、スタートしていい感じになる。

 

続いて 上田のおあげ焼きとかつおみそ

人気の上田豆腐店のおあげ
大根おろしと自家製かつおみそ。
おあげは、噛むと中からジューシーでコクのある液体が溢れる。
かつおみそは濃厚な味わい。酒を呼ぶ。
大根おろしはさっぱりと。

 

お好み焼きは茶美豚のお好み焼きに決まり。
生地の説明がある。

山芋と全卵のみで仕立てた生地。
粘りがしっかりある。
卵と山芋の水分のみ。

 

厨房内の鉄板で調理されたお好み焼きが届く。
表面は茶褐色。かつおが踊る。

切り分け、口に入れるとスパイシーなソースの味わいが印象的。
「お酒を飲まれる方が多いので、やや濃いめ、辛めの味付けです」とのこと。
確かにそうだが、続く天かすのプチプチ感、とそこから生まれるコクが鮮烈である。
生地に天かすを混ぜるところは多いが、こちらは生地の表面にイカ入り天かすを張りつけたような状態で焼くので、天かすの存在感が増すのだ。
素敵な発想だ。

生地はふんわりしているが粘りもあり。
豚肉の旨みや甘味もを包み込んでくれる。
初めてに近い歯触りと味わいであった。

 

最後は牛すじと九条ネギの焼きそば

これもソースは濃厚。
振られた胡麻の弾けた時の風味もいい感じ。
やはり牛すじは強力だ、凝縮したうま味。
九条ネギの風味も生きる。
麺は中太麺で噛みごたえあり。

 

 

しっかり食べることもできる。
カウンターで一人で食べている男性は飲みが中心。
それに適したメニューも豊富。
様々な使い方ができる素敵な一軒である。

 

 

「鉄板 みつ喜」
京都市中京区木屋町四条上ル下樵木町192
075-211-1417

 

 

Web連載「amakara.jp」=====
門上武司のグルメ旅「皿までひとっとび」
★門上武司の旅vol.10:福井『ル ジャルダン』へ。“福井キュイジーヌ”へと舵を切った世界王者の店
★門上武司の旅vol.11:地元愛に溢れ「福井前」の芽生えを感じさせる寿司店、福井『鮨処 海月』

 

 

 

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======協力:株式会社マイコンシェルジュ

投稿者 geode : 10:00