2025年06月10日
「河久」 京都・木屋町御池下ル・日本料理
僕にとって「河久」は特別な店である。
事情があり、一旦昨年長く続いた暖簾をおろしたが
今年になり再開。なんとも嬉しい限りである。
初めてこの店を訪れたのは50年以上も前のこと。
まだ一本のカウンターだけの時代。
高校の友人のお父さんに連れて行ってもらった。
カウンター割烹だが、カウンターで食べる客より出前の方が多いように感じた。
その凄みに感銘をうけ、中学時代からの盟友を誘い訪れた。
彼は北新地の料亭の息子であったが、その光景に見惚れ「これは大阪ではあれへん」と呟いた。
僕には京料理の原点ともいう店である。
出前は満月弁当がメインであったと記憶する。
店では食べることができない。
仕出でのみ可能な料理である。
投稿者 geode : 10:19