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2016年01月15日

「草枕」 東京・内幸町・珈琲

ドアを開けると、瞬時に深い焙煎の香りが身体を包み込む。

表参道にあった「大坊珈琲店」を思い出す。

奥のカウンターに座る。

カウンターには文庫本がぎっしり詰まり、
上にはターンテーブルが乗っており、
そこでレコードが心地よさそうに回転しているのだ。

ちょうど、その時かかっていたアルバムは「グレン・グールド」。

じつはグレン・グルードという音楽家は夏目漱石の大のファンであった。

夏目漱石の著作をすべて読み、もっとも愛したのが「草枕」と言われている。

これが、この店の店名にも関係しているらしい。

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そして「こいめ」を頼む。

コーヒー豆25グラムに、抽出量が100ccである。

カウンター内でネルドリップを扱う姿が見える。

コーヒーが届く。

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一口目は、やや熱く苦味を感じる。

この苦味が好みである。

時間の経過とともに苦味が和らぎ、次第に甘味が増してくる。

この変化がじつにうれしい。

なんとも落ち着く空間である。

この日は、友人にポストカードを数枚書いたりした。

東京でもいくつかお気に入りの珈琲店が見つかり、

それらを尋ねることも楽しみの一つとなっている。

「草枕」
東京都港区西新橋1-10-1 日美ビル 1F
03-3597-1212

投稿者 geode : 01:19