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2015年05月15日

「蕎麦 木田」 大阪・桃山台・蕎麦

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北摂の蕎麦屋である。

年に何度か足を運びたくなる。

昼の食事。

開店と同時に入る。



蛤を酒盗漬にして軽く火入れ。
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酒盗が持つ味蕾を刺激する味わいは酒を呼ぶ焦燥感のようなものだ。

地鶏と空豆の粗味噌。
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これもまた酒の肴としても役割を大いに果たす。

にしんにホタルイカである。
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二種の魚介の凝縮した濃厚さは、口内に液体を欲する味わい。

蕎麦がきには、熊肉が入ったつゆが付く。
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熊肉の甘味と蕎麦がきの出会いは麗しい。

蕎麦がきの甘味は弾力とともに弾けるのであった。

ワサビがいいアクセントとなる。

好物の天ぷらが届く。

アスパラガスと雁足。
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春の苦味と甘味を運んできた。

モロッコインゲン、穴子。
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穴子の天ぷらは、余分な水分を抜き旨みだけを閉じ込める。

蕎麦は、一枚目が冷たいタイプ。
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クレソンたっぷり、ぶっかけである。

クレソンのほろ苦さと蕎麦の香りは相性よし。

締めは粗挽き。
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蕎麦の野生さをしっかり感じる。

この組立は、蕎麦屋で過ごす時間のある理想型ともいえる。

清酒とともに蕎麦があり、

蕎麦好きにも大いなる満足感を与えてくれる。

「蕎麦 木田」
大阪府豊中市東豊中町5-30-25
06-6848-5455

投稿者 geode : 01:31