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2012年01月05日
「ドゥーズ・グー」 京都・三条柳馬場下ル・フランス料理
昨年末の29日に伺いました。
一昨年も同日、「ドゥーズ・グー」での会食でした。
バターがキャンディのように置かれています。
黄色いのがボルディエのバター。
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緑がエスカルゴバター、ハーブが入っています。
アミューズはタラの芽、
ウルイのフリットにパルミジャーノのスティックです。
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中をご覧下さい、
胃袋が喜ぶスタートです。
続くアミューズ第二弾。
フォアグラのフォンダンです。
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中にはベリーが仕込まれています。
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回りには赤ワインのソースです。
驚きもあり、素敵な一品です。
次は「スケルトンの海 No.2」です。
スポイトに入っているのはオレンジ風味のオリーブオイル。
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ホントにオレンジの香りが凄いです。
中はサロマ湖のカキ、イクラ、ウニ、ホタテの貝柱、ズワイガニ、
和歌山の的兵みかん、赤蕪などが入ります。
ゼリーは貝のダシ汁からです。みかんが効いています。
絶妙のバランスです。
パンは小さなバケットと
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フレンチロールです。
次は「白子と筍」トリュフの香り。
白子はフリットです。中がとろり。
茸のソースにはヤナギマツタケなど。
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ミルクのエマルジョンにもトリュフの香りがしています。
刺激的な料理でした。
仏・ラカン産「ピジョンとそのコンソメ」エピスの風味。
まず、皿が届きます。
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小鳩の胸肉をほうれん草で包んだもの。
レバーなど内蔵を含んだクネル状のものが揃います。
そこに鳩のコンソメをかけて食します。
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なんともさっぱりとしながらも、コクのある味付けには感動です。
「長崎産的鯛と甲殻類」マスタードとエストラゴンのソース。
これも驚愕の一品です。
的鯛がこんな形になるとは。
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甲殻類のソースも
赤海老、小海老、車海老などを使い、
深みと旨みのあるソースでした。
ブフ・ブルギニョンです。
これはリクエストしたメニューです。
ブフ・ブルギニョンの付け合わせは、
小玉ねぎ、ベーコン、マッシュルームと決まっています。
それを守りながらも小霜浩之シェフのオリジナルを楽しみました。
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ジャガイモと鶏のミンチが入ったクロケットも美味でした。
色取りも美しい、
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チーズも種々楽しみました。
デザートはレクティエと富士リンゴです。
レクティエは追熟させ、香りと味を出します。
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ゼリーはエピス風味で、キャラメルのアイスクリームもプラスです。
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とても心がウキウキするデザートです。
そして
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エスプレッソ。
ミニャルディーズは
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フランボワーズと、レモンのマカロンなど。
ワインは少しわかりにくいですが、
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合計で6本です。
すべてにわたり、繊細かつチャレンジ精神旺盛なメニューでした。
小霜シェフは、
「僕が僕であるために 僕は今日も厨房に立ちます。
美味しい笑顔がある限り 僕はずっと料理人でありたい」、と
こんなメッセージを記したメニュウをカードに残してくれました。
いい言葉です。
今年もよろしくお願いします。
ドゥーズ・グー
京都市中京区柳馬場三条下ル槌屋町83番地
075-221-2202
最新刊のお知らせです。

門上が「あまから手帖」で連載中の「僕を呼ぶ店」が
「門上武司の僕を呼ぶ料理店」という単行本となりました。
投稿者 geode : 00:45

