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2009年01月16日

「美山荘」 にっぽん丸・瀬戸内クルーズ・日本料理

1月6日から8日まで瀬戸内クルーズでした。

「あまから手帖」が企画協力で、今年で3年目なんですが、
京都の料理人の方に乗って頂き、お客様に料理を召し上がってもらうという内容です。
一昨年は「祇園ささ木」さん、昨年は「木乃婦」さんでした。

「美山荘」は花脊という土地を味わって頂く料理ですが、
今回はそのエスプリをちゃんと生かし、クルーズ用にアレンジした献立です。

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祝八寸から

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蕗の薹白和え、栃餅こんにゃく、川海老揚げ、子持鮎南蛮、
蟹しんじょう、紅白膾、お多福豆甘煮、百合根団子。
視覚にも美しく映える八寸です。

お椀

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白味噌仕立て、蕗の薹餅、亀甲人参、亀甲大根、焼蕗の薹。
白味噌のはかない甘味がいいです。蕗の薹の香りが一足早い春を。

向付

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甘鯛昆布〆、鮪焼霜造り、莫大寒。

揚物

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笹鰈霰揚げ、蕗の薹、タラの芽の天ぷら。
笹鰈の食感と旨み。山菜の香りが見事。

お菜

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焼大根甘酢漬け、小鯛の南蛮添え、木の芽の香り。

焼物

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鱒味噌柚庵焼き、笹の香り付け、巣立ち添え。

煮物

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海老芋と京都牛の柔煮 鍋仕立て、鷹ヶ峯葱添え、木の芽。

ご飯

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炊きたてご飯に、鰻の地焼トロロ添え

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モミ海苔 山葵。穏やかな味わいに落ち着かされる

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香の物もたっぷりあり、鰻丼にたっぷりどうぞ。
蕪と赤蕪の塩漬け 共菜 昆布

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水菓子
りんごゼリー、黒豆、メロン、蜂蜜シロップ

船の中とはいえ、これだけの献立をかなりテンポよく供せたのは、
中東久人さんほか、スタッフの力といえるのです。

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美山荘
京都市左京区花脊原地町375
075−746−0231

告知です。
2009年1月18日(日)
午後1時30分〜3時
大阪・難波「カタログハウスの学校」で講演を行います。

〜スローな『食』を味わおう〜
http://www.cataloghouse.co.jp/study/

門上武司食研究所サイトに

12/19 付、
 ☆『海外通信』Paris 通信 Vol.14
      レストラン“ローラン”のケアシガニのジュレ
公開しました。↓

http://www.kadokami.com/

その他、
 ☆「名店の賄い」
   第四回 「ショコラティエ なかたに」

 ☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
  Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」

 ☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
  Vol.4「野飲の醍醐味」

 ☆今月の「学会」レポート
  2008年4月度「第64回 パトゥ」

も公開中。↓

http://www.kadokami.com/

投稿者 geode : 02:15