2007年04月25日

「瑳こう」   大阪・本町    和食

「あまから手帖」の編集アシスタントが辞するので、編集部主宰の送別会。
会場は、大阪・御堂筋本町近くの「瑳こう」という居酒屋。
小さい雑居ビルの路地の奥。手前には「花舎」(ハナヤと読む)というお惣菜屋さんがあり、両親の店だ。
実は「瑳こう」の店主・田口尚孝さんも「花舎」で調理をしていた。5年以上前に独立し、泉州沖の魚介類を巧みに使うことで名高い。

↓まずホタルイカがでた。
1030141.jpg

さっとボイルしただけだがめっきり旨い。味噌の香りがたまらない。

↓続いて泉州の水ナス。
1030142.jpg

瑞々しいというのは、このナスに使う言葉、と思うぐらいである。

↓造りはタコ、カツオ、平目、コチ、スズキ、コショウダイがたっぷり。
1030144.jpg

どれも濃密な味わいで、それぞれしっかり主張を繰り返すのである。

↓一寸豆。
1030145.jpg

焼いただけだが、驚きの甘さである。

↓次は若たけ。
1030147.jpg

タケノコと菜っ葉とワカメ。シンプルにして滋味深い料理。

↓蓮根の天ぷら。
1030148.jpg

輪切りにするのではなく縦に切る。これがいいね。

↓トビあらの唐揚げ。
1030149.jpg

トビあらが滅法甘い。

↓里芋の天ぷら。
1030151.jpg

僕は、ここで終了し、
年に一度の「カツオの会」に参加するために出発した。

田口さんの魚を選択する眼力は強烈、という話題は広がりをみせた。
テーブル席でワイワイとやるのもよし、またカウンターでしっとり飲むのもおすすめである。
というのは、日本酒のチョイスも見事なので。

「瑳こう」
大阪市中央区北久宝寺町4-3-12 小原5ビル1階
06-6251-2357

投稿者 geode : 09:59