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2025年11月27日

「サケトコロ タナカ」 京都・室町仏光寺・居酒屋

久しぶりに「磔磔」というライブハウスで
「田島貴男ワンマンソウルツアー」に行った。
オールスタンディング。満員。二時間強立ちっぱなし。

そのステージはギターだけでなくサックスあり、
打ち込みなど多彩なプレーと迫力のあるボーカルにすっかり魅了された。

ライブ終了後、近くで軽く食事と思い伺ったのが
烏丸仏光寺西の「サケトコロタナカ」
先日「あまから手帖」の関西揚げもん研究所という連載で
「えエビころっけ」を取材したばかり。

この店は単品で注文できるのがありがたい。

 

ボラの白子に白菜

ボラの卵巣の塩漬けはカラスミとして珍重される。
その白子。「カラスミの姉妹ですね」と。
湯掻いた白菜に白子のソースがかかり、そこにカラスミをふる。
誠によくできた料理であり、舌が喜ぶ。

 

次はぶりの胡麻和え

ここの主人・田中融さんは魚屋で働いていたので、
魚の仕入れルートが確立されている。
ぶりの鮮度の品のある脂のノリに胡麻だれが絡む。
一瞬 白いご飯が欲しいと思っているところに少量のご飯。
ありがたい。

 

かに玉

下にはたまご豆腐
上にたっぷりのかにあん。
この贅沢なかに玉。
予想を上回ることの喜び。
このような期待の裏切り方は大切だ。

 

エビころっけ

この断面、ゴロリと入るのは足赤海老、つなぎに甘海老
トドメは上から振るのは芝海老の殻で作った海老塩。
香りが鋭く甲殻類の味わいにやられる。
見事な一品だ。

 

締めは鉄火巻き

マグロは塩釜上がり、白ネギもたっぷり。
このコントラスの凄み。
ボリュームもあり満足感に浸る。

 

イカスミ焼きそばも頼んだ。

イカスミと白味噌を混ぜたソースの圧倒的なコク。
軽くというつもりが結構しっかり食べたのであった。

 

 

ありがたい一軒である。

 

 

「サケトコロ タナカ」
京都市下京区仏光寺通室町東入釘隠町242
075-746-6351

 

 

Web連載「amakara.jp」=====
門上武司のグルメ旅「皿までひとっとび」
★門上武司の旅vol.14:木が香る設え、水素調理の割烹料理、露天風呂。箱根の旅館『円かの杜』

 

 

YouTubeチャンネル「Round Table」=====

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投稿者 geode : 10:00