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2025年08月19日

「和ごころ泉」 京都・烏丸仏光寺・日本料理

夕刻「和ごころ泉」の前に立つ。
前の狭い路地に、規則正しく水が撒かれている。
お客様を迎えるサインだ。

気持ちの入り具合が伝わってくる。
この日はカウンターにした。

 

まずは自家製の梅酒

甘酸っぱく、冷たい。
スッと「和ごころ泉」の世界に入る。

 

虫籠が置かれる。

前菜である。
蓋を開けると、中には車海老、冬瓜、オクラに柚子味噌。
季節の爽やかなお迎え。

 

椀ものは鱧と茄子

出汁の淡さがいい感じだ。
鱧の味をしっかり感じ
茄子のコクが混ざり、最後に味の調和が生まれる。

 

造りである。
鯛、マグロ、鱧、あこう鯛、金目鯛

それぞれの味わいの濃さと違いに考える。
切るだけで楽しめる料理。

 

鰻の酢橘蒸し

銀杏とトマト
脂のある鰻に酸味でバランス。

 

八寸
河内鴨ロース、卵カステラ、鱧の子
鱧寿司、とうもろこしの揚げ物、きゅうりとクラゲなど

的確な仕事ぶりを感じる。
卵カステラは手間と技の結晶。

 

鮎の塩焼き

これはほぼ1時間近くフライパンで焼き上げる
鮎が持っている脂で揚げたような感覚
夏は、この鮎を食べないと、という気持ちがある。

 

三重県 あたごの岩牡蠣

このミルキーで肉厚の食感は比類なし。

 

蓮根餅に賀茂茄子
赤万願寺唐辛子に山椒

とろりとした甘さと
ねっとりした口当たり。

 

小芋と茗荷のご飯

しみじみした味わい。

 

デザート
大阪羽曳野の7種類の無花果
パッションフルーツ
メロン

 

弾力あるわらび餅に抹茶

 

 

日本料理が何であるかを考えさせられる。
つくづく季節感とうま味の在り方。
泉さんと昆布の話で盛り上がる。

 

 

「和ごころ泉」
京都市下京区烏丸仏光寺東入ル一筋目南入ル匂天神町634-3
050-5484-7592

 

 

Web連載「amakara.jp」=====
門上武司のグルメ旅「皿までひとっとび」
★門上武司の旅vol.8:日本一と噂の魚を扱う町の寿司屋、滋賀・長浜『京極寿司』
★門上武司の旅vol.9:長浜の古民家『ビワコラージュ』で、滋賀×イタリア料理。

 

 

YouTubeチャンネル「Round Table」=====

森 義文(カハラ・オーナーシェフ)
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======協力:株式会社マイコンシェルジュ

投稿者 geode : 10:00