2025年05月21日
「上本町 八孟(はち)」 大阪・上本町8丁目・日本料理
昨年11月に開店した「八孟(はち)」という日本料理店。
建築は木島徹さん。
木島さんらしい瀟洒な空間である。
ご主人の清水誠さんと奥様の二人で店を仕切る。
柚子湯で幕開け
甘さと柑橘の清涼感
煮鮑 トマトウォーターのジュレ
オクラ豆腐 雲丹
それぞれの味わい、食感の役割が明確
爽やかながら攻めの感覚を覚える。
琵琶湖の鮎の素揚げ
北海道のホワイトアスパラガスの素揚げ
鮎はトマトのソースに浸して食べる。
トマトの酸味と甘味が鮎の趣を変える。面白いアプローチ
ソースに鮎の脂分が溶け込み旨みを増す。
椀物はフカヒレである。
スッポンの出汁、日本料理らしい手法だ。
加賀太胡瓜がいいアクセントとなる。
実山椒のかすかな刺激が素敵。
和歌山の鯛
うま味が分厚い。
土佐醤油との相性もいい感じ。
徳島の鱧はギリギリまで切り目を入れ
炭火で火入れ。
塩で食べると鱧の甘味が明確になる。
熊本の海鰻
丸茄子
鰻はサイズも大きく食べ応えあり。
熱々の茄子のサポートもうれしい。
山椒醤油は素敵な調味となる。
韓国の鯖を使った鯖寿司
鯖の脂ののりは舌を包み込む。
自家製の蕎麦
箸休めの役割を果たす。
蕎麦はエッジが効いていた。
先ほどの鱧 うるい 新蓮根の鍋
うるいの食感や味わい
鱧の旨さも満喫。
ヒラアジの胡麻和え
水茄子の浅漬け
ちりめん山椒
ご飯はミルキークィーン
炊き立て つやあり香りあり。
マンゴーとサクランボ
マンゴーの甘さは鮮烈。
蓮餅
抹茶で締める。
非常に端正でおとなしい料理。
派手さはないが、じっくりと味わいの奥行きを感じるいい料理店である。
「上本町 八孟(はち)」
大阪市天王寺区上本町8-1-8 川口ビル1F
090-5464-1818
YouTubeチャンネル「Round Table」=====
森 義文(カハラ・オーナーシェフ)
森 義文(part1) – YouTube
兼井俊生(手打ち蕎麦 かね井・店主)
兼井俊生(part1) – YouTube
堀木 エリ子(和紙作家、堀木エリ子&アソシエイツ代表)
堀木 エリ子(part 1) – YouTube
西田 稔(Bar K6 / cave de K / Bar kellerオーナー)
西田 稔(part 1) – YouTube
======協力:株式会社マイコンシェルジュ
投稿者 geode : 10:00