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2017年04月04日
「ひとくち」 大阪・西天満・日本料理
先輩に連れられ「ひとくち」ののれんをくぐったことを思い出した。
若女将になってからは4年ほど前にでかけた。
老舗らしい空気感がきちんとまもられているのが、とても心地がいい。
何故か時代の残像が、そのまま存在している感覚にもおちいる。
そこにういういしい緊張感が見え隠れするのもまたいい感じだ。
柔軟な姿勢と訓練が行き届いた若女将の動きがそのものである。
お通しはごま豆腐である。
ねっとりと弾力あり。
ぬたは味噌と酸味のバランスが勝負。
ここではどて焼きが外せない。
やっぱりクセになる味わいだ。
おでんの盛り合わせは、しっかりだしがしみている。
しみているのにくどくない。
豚の角煮も名物。
これは中華料理から日本料理になった典型だ。
筍の木の芽和え。
この季節ならではの苦味と甘味の出会いの愉しみ。
だし巻き。
ふんわり、じんわり、うっとり、やんわり。
気がつけばしっかり胃袋に収まっている。
アスパラガスの天ぷら。
衣でコーティングされたアスパラガスの瑞々しさが魅力だ。
焼き鳥。
稲庭うどんで締める。
酒を飲みながら男性4名の宴会であった。
今回はラジオの番組を作るスタッフと「門上西林物見遊山」も半年を過ぎたので、反省と今後の企みも含んだ宴である。
「ひとくち」
大阪市北区西天満4-5-25
06-6361-9048
投稿者 geode : 01:57