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2014年11月11日
「アドック」 大阪・福島・フランス料理
男性11名、高山龍浩シェフの料理を楽しみに集まった。
「トゥールモンド」から「アドック」に変わり約2ヶ月。
少しずつ慣れてきたところであろう。
男性の平均年令は50歳を越えている。
年齢や世代、また生まれ育った環境によって
味覚は異なることも多い。
僕は移転以来、ランチは二度食べたが、ディナーは初めて。
非常に楽しみである。
店内のナチュラルな感じも心地が良い。
シェフは今年38歳。
独立して以来10年以上の歳月が流れる。
僕が、初めてシェフの料理を食べたのは
オープンしてまもない頃にランチであった。
以来、何回となくこの店に足を運び、
そのたびにいろいろなことを感じできた。
巨匠・アラン・デュカスが「トゥールモンド」を訪れ、
壁にサインをした。
それが「アドック」にも継承されている。
いつも僕に、新たな世界を見せてくれるシェフである。
この日の料理もスペクタクルに富んだメニューであった。
これまでシェフが歩んできた道、
これから歩もうとしている世界がプレゼンテーションされていた。
四種のトリュフ 甘味・苦味・香味・食感
トリュフのカヌレ
トリュフのコロッケ
トリュフのチュイル
トリュフのエスプレッソ
貝、丘ワカメ、ロマネスコ、白緑の海
アサリ、ムール貝、ミルクのシートなど。
高麗雉 鬼北町へのオマージュ
モモはリースリングとチャツネ
胸肉は百合根とアーモンド
森のコンソメ
リードヴォ
銀杏、ゴボウ、ポルチーニなど
そこにスープが注がれる
これで完成である。
森のスープというネーミングも「いま」らしい。
アンコウ、イカ、リゾーニ、漆黒
イカスミを練り込んだベニエ
黒胡麻にサフラン
炭の粉がふられる。
ウナギと鴨手羽のシヴェ
ウナギの火入れは絶妙
これは記憶に残る一品
エゾ鹿、季節の野菜
ギリギリの火入れ、うま味たっぷり。
カマンベール、リンゴ
このケースが売っている。
なかにはリンゴとカマンベールのケーキ。
栗、ギネス、キャラメルポップコーン
黒ビールの泡は苦味の表現
チョコレート、フランボワーズ、エスペレット
バスクの唐辛子 エスペレットが効いている。
小菓子
エスプレッソ
これほど多彩なメニューとは想像していなかった。
シェフの展開する料理が盛り込まれ、これからの変化も楽しみな食事会であった。
「アドック」
大阪市福島区福島1-1-48
06-6225-8814
投稿者 geode : 01:30