« | メイン | »

2009年03月02日

「季節料理 津むら」 大阪・新深江・日本料理

来る4月で店を閉じる大阪・新深江の「津むら」。
店主の津村眞次さんには
「55歳で引退。あとは第二の人生を」という目標があり
それが今年の4月なのです。

というわけで岡山から吉田牧場の吉田全作夫妻、
フォトジャーナリストの森枝卓士さん、
ジャーナリストの熊谷真菜さん達が集合。そこに参加しました。

まずは前菜。
赤貝、トリ貝、ワカメ、千住ネギ、そこに黄身酢がかかるのです。
津村さんらしい、最初からかなりインパクトある展開です。

09030204.jpg

椀物は、九州の甘鯛にカブラのすり流しです。

09030207.jpg

甘鯛のコクとかぶらの旨みの融合です。

造りは、天然の平目。

09030212.jpg

舌を覆い尽くす旨みの重層です。

穴子の寿司。

09030215.jpg

九州の竹の子、一寸豆、蛸に木の芽のジュレ。

09030217.jpg

このジュレがきいています。

青森のアブラメにフグの白子です。

09030222.jpg

アブラメのぼってりした旨みにはちょい驚き。
そこの白子がプラス。これも津村さんらしい、旨みの重ね方です。

揚げ物は、からすみ、コゴミ、タラの芽、キスです。

09030225.jpg

のれそれにミョウガとセリを加え卵とじです。

09030227.jpg

のれそれがまるでパスタのように感じるのです。

ご飯は、豆ご飯。

09030233.jpg

締めのデザートは、あんこをわらびもちでくるんだもの。
わらびもちが秀逸です。

09030240.jpg

食いしん坊が集まったカウンターは話題が途切れることなく盛り上がりっぱなし。
森枝・熊谷・門上チームは森枝さんのデジカメ講座をしっかりと聞いていました。
ホント、コンパクトなセットで見事な写真。

吉田さんは相変わらず豪快な話題を提供です。
このようなメンバーが集まるのも、
津村夫妻の人柄(もちろん料理のクォリティ)に因るところも大きいのです。

津村さん、おつかれさまでした。
思い出すと、色んな人達とこのカウンターで、様々なチャレンジをしました。
その思い出に浸りながら帰路につきました。

「季節料理 津むら」
大阪市東成区大今里南4−1−7
06−6971−4441

門上武司食研究所サイトに

2/05 付、
 ☆『海外通信』Paris 通信 Vol.15
   日本人のケータリンググループ“スケッチブック”
公開しました。↓

http://www.kadokami.com/

その他、
 ☆「名店の賄い」
   第四回 「ショコラティエ なかたに」

 ☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
  Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」

 ☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
  Vol.4「野飲の醍醐味」

 ☆今月の「学会」レポート
  2008年4月度「第64回 パトゥ」

も公開中。↓

http://www.kadokami.com/

投稿者 geode : 02:52