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2024年12月05日

「瞬」 静岡・葵区・鰻

「瞬」を訪れるのは久しぶり。
数年前に鰻に対する考え方が変わった店である。
カウンターに座る。

 

この日調理される鰻。さまざまな部位がある。

大きなのは福岡の海鰻。

 

お椀仕立て

蓮根餅に鰻のエリの焼き物
そこに柚子胡椒が乗る。
味噌仕立てに柚子が溶ける
エリのサクッと香ばしい味わい。
身体も温まり、鰻に向かう気持ちも充実。

 

鰻の肝 銀杏 椎茸

まず一時間ほど焼いた椎茸のカリッとした歯触りとしっとりした食感
歯が入るとうまみが溢れる。
肝のほろ苦さが口中を優しく動く。

 

鰻の尾鰭をしっかり焼く

これを海苔巻きにして提供。やられた。
海苔の香り、尾鰭のコク
マリアージュである。

 

イクラにジビーフのジュのゼリー
カリフラワー

発想の凄さに驚く。

 

秋らしい柿の葉寿司

柿の葉のビジュアル効果もあり
関西人にはうれしい一品。
地焼きの鰻は寿司との相性良し。

 

ジビーフのヒレ

 

小うなぎに柿なます

このサイズで3年ものとか。
しっかり脂ものり、立派な鰻。
少し甘めの柿なますと協調である。

 

白焼は海鰻である。

香ばしく、皮目のカリッとした食感
キレイにほどける脂の甘さ
火入れの技術で身の脹れ具合が見事。

 

ジビーフのヒレを休ませる。

 

大根とジビーフのミミ

ミミという部位の贅沢さ。
噛むことで味わいがどんどん増す。

 

ジビーフのヒレ

香りと味わいのバランス
味の広がりと凝縮感の双方を味わう。
ジビーフの脂で炒めたほうれん草も美味。

 

蒲焼の仕上げ

 

鰻丼

しなやかな蒲焼
皮目のサクッと感とご飯との馴染み
気分がどんどん豊になってゆく。

 

ぜんざい

 

特製ソフトクリーム

十八番である。

 

 

またしても感動を覚えた食事であった。

 

 

「瞬」
静岡市葵区有永260-1
054-294-7178

 

 

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森 義文(カハラ・オーナーシェフ)
森 義文(part1) – YouTube

兼井俊生(手打ち蕎麦 かね井・店主)
兼井俊生(part1) – YouTube

堀木 エリ子(和紙作家、堀木エリ子&アソシエイツ代表)
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西田 稔(Bar K6 / cave de K / Bar kellerオーナー)
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======協力:株式会社マイコンシェルジュ

投稿者 geode : 10:00