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2024年11月11日

「翠 大屋」 大阪・天満橋・日本料理

ビルは安藤忠雄さんの建築、その二階。
長く伸びたカウンターが印象的な割烹である。


 

前菜 秋
サロマ湖の牡蠣
にしんのバッテラ
洋梨のフライ 田楽
丹波の黒枝豆
落花生など

視覚から味わいまで季節を感じさせる。

 

一番出汁

塩もせずそのまま。
真昆布と利尻昆布を合わせて出汁をとる。
クリアにしてコクがある。

 

椀物
鯛と蕪

鯛の頭と蕪の皮が入る。
蕪の甘味が出汁に溶け込んでいる。
出汁の味わいの変化を楽しむ。

 

造り
羅臼のぶり
富良野の白ネギ

トンブリおろしに醤油をかけて食べる。
このトンブリおろし醤油の効果が鋭い。
ぶりの脂分を見事に支えることで調和。
うまみが際立つ。

 

富田林の海老芋の豊年揚げ

餅米を砕いたコロモ。
キャビアの塩分とコクは素敵だが
海老芋のポテンシャルの高さに驚く。

 

雲子の醤油焼

上には焼き柚子の粉末
香ばしさととろけ具合の協奏である。
リンゴ、原木椎茸、根三つ葉などの白和えがよきアクセント。

 

松葉蟹の湯葉巻き

スッポンのあん
銀杏など
湯葉まきは蟹の味噌なども入る。
秀逸な一品であった。

 

奈良和え

柿に鹿肉 奈良漬
飛鳥の蘇(日本のチーズの原種)
奈良漬の食感と味わいがポイント。

 

ビフカツ

自家製ビフカツソース
牛肉のかおりと味わいを堪能。

 

蟹いくらご飯

いくらのプチッと感
ご飯は蟹のエキスでコーティング。

 

和風モンブラン
白味噌アイス
胡麻のクッキー

ブドウの枝で薫香を纏わせる。

 

 

割烹の醍醐味をしっかり感じる楽しいカウンター。

 

 

「翠 大屋」
大阪市北区天満3-1-2 TSビル2F
06-6358-7497

 

 

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投稿者 geode : 10:00