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2022年11月15日
「新地のやすらぎ」 大阪・北新地・はも・ふぐ料理 創作割烹
仕事で世話になっている方から「古希の祝い」で北新地のはも・ふぐ料理 創作割烹「新地のやすらぎ」という店に連れていってもらった。
ご主人は深井祐司さんは、はもとふぐをメインに種々の料理を作る。
「脱ポン酢を目指しています」と最初に話した言葉が印象的。
確かにポン酢好きの関西人は、ポン酢に頼りすぎることがある。
もちろん、ポン酢の存在を無視するわけではないが、ポン酢以外の食べ方にもチャレンジしたいという強い意志を感じたのである。
突き出しは皮の湯引き。
これは通常ポン酢。
だが、ここではタマネギのドレッシング。
趣が変わる。これは面白い。
てっさ
これぞポン酢の出番だが、ここではウニ、イクラが調味となる。
これはポン酢と違う、贅沢感やふぐに対するイメージを変える味わいとなった。
ふぐの身を見せてもらう。
ハラス、みかわの背、みかわの腹、ほほ、とうとうみ、上身。
上身から焼く。
さっと炙る程度。
優しいがインパクトあり。
みかわの背
みかわの腹
ほほ
ハラス
とうとうみ
と順に味わう。
ポン酢やハーブ岩塩、焼肉風のタレ
薬味によっても味の変化が楽しめる。
焼きふぐの新たなスタイルだと思った。
鍋が用意される
かま、背骨、ウグイス、喉ボトケ、頭
鍋の火は弱火だという
ゼラチン質あり、香りあり、コクあり、濃厚さありなどなど
ふぐの世界が楽しく、堪能するためには何度か通わないといけないと感じた。
締めは雑炊。
さらっとしたかつ旨味充溢。
当然のことながらおかわり。
デザート
右手が鳴門金時に蜂蜜バター
ゼリーはふぐの皮とりんご
ここまでふぐに思いをはせる料理人は珍しい。
驚きに満ち溢れた一軒である。
「新地のやすらぎ」
大阪府大阪市北区曽根崎新地1丁目5-9
06-6940-7636
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投稿者 geode : 10:00