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2015年03月17日
「燕(en)」 京都・八条口・日本料理
数日前に先輩プロデューサーから連絡が入った。
「京都に行くから、久しぶりに晩ご飯」ということになった。
ホテルが「グランヴィア」ということなので、
八条口の「燕(en)」に電話を入れると、運良く2席確保できた。
突き出しに長芋のくず打ちが出た。
周りはややサクッとしており、中はふんわりぐちゃり。
いい感じのバランス。
一気にテンションが上がる。
先輩は「いけるね!」と。
造りは淡路の伝助穴子の焼霜にサヨリ、のどぐろの焼霜。
この穴子の厚みのある味わいにオロシの辛味が絶妙だ。
蛸の旨煮は、だしのふくませ方が適確で、
これ以上にだしが強いと蛸の風味が失われる寸前である。
筍のフライ。
一口目のほろ苦さから最後に甘みに変わってゆく様が楽しい。
特大アスパラガスのフライ。
「揚げものの達人だね」と先輩も大喜びだ。
閉じ込められた春の香りは美しく健気だ。
桜海老と新玉葱もかき揚げ。
これは僕が鋭く反応した。
海老の香りと玉葱も甘みの饗宴は、
おもわずうっとりするほどの味わい。
山椒醤油もよし、ウスターソースもよしだ。
赤貝と文旦のヌタ。
「濃い味が続きましたから」とのこと。
ありがたい。
たらこの粕漬け。
これは清酒を呼ぶ味わい。
たまらない。
鴨と九条ねぎのそば。
黒トリュフが少し入るだけで、香りやコクの出方が違う。
「これは予想を大きく裏切ってくれた傑作」と先輩。
締めに黒豆アイスを食べた。
テンポもよく、双方いろいろなプロジェクトの
話題交換など楽しい時間となった。
「燕(en)」
京都市南区東九条西山王町15-2
075-691-8155
投稿者 geode : 01:21