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2014年06月06日
「センプリチェ」 京都・中書島・イタリア料理
京都・中書島のイタリアン「センプリチェ」。
この3月で開店一周年を迎えた、注目の一軒である。
カウンターで5名の食事。
スタートはグリーンアスパラガスのスープ 鶏のペースト。
青味を生かした味わいに、鶏が旨みをプラス。
心地のよい始まりだ。
続くは、北海道産モッツァレラとメロン、ライムのゼリー。
チーズのコクとメロンの甘味、ライムの酸味。
ギリギリのバランス確保。
このように引き出しを開けると
右から順番に用意されているカトラリーを使うことになっている。
ビオ・トジーニの生ハムとアジ。
アジは1日熟成で旨み強化。
生ハムの塩分で味を調整。
生ハムには赤ワインビネガーが少し塗ってある。
本日のサラダ スナップエンドウクリーム
ドライトマトのソルベ 青柚子の香り。
このサラダが毎月傑作である。
クリームとソルベを混ぜあわせる事で
ドレッシングの役割を果たす。
野菜ひとつひとつの味わいを際立たせ、
サラダを食べる喜びを生み出しているのだ。
自家製のパン。
空豆を詰めたファゴッティーニ
熊本県産馬肉のクリームとミモレット。
空豆の香りが弾ける 第一のパスタ。
中に具材を包みこむタイプだ。
魚料理は
カツオのロースト 葱とリコッタチーズ、アーモンド。
カツオは歯を入れると燻製の香りが強くなる。
リコッタチーズの旨みもよく合う。
葱の甘みは強烈なインパクト。
スズキとほんのりバジルの香るピュレで和えたタリオリーニ
季節の葉野菜と生ハム添え。
これもかなり塩分抑えめだが、生ハムの塩味やピュレの香りで
じつに優れた塩梅を作り上げるのだ。
サザエと淡竹、熟成煮豚のカヴァテッリ スープ仕立て。
スープに移されたキュウリの味と香りが
今でも忘れられない。
カヴァテッリも印象的である。
肉料理は熊本県産 天草天龍鶏のロースト
フロマージュブランのクリーム添え。
しっとりとした火入れされた天龍鶏の味わいは優しく、
身体に嬉しい感じがした。
フロマージュブランも効いている。
ウニと万願寺唐辛子の一口リゾット。
このリゾットで終了のサインである。
デザートは、
ビワ、エルダーフラワーのジェラート、
蜂蜜レモンのソルベ カンパーニュのカリカリ添え。
蜂蜜レモンの甘味がいい。
食感の差異も面白い。
エルダーフラワーのジェラートは初体験。
こちらは定番のキャラメルジェラートと
濃厚ねっとりプリン。
エスプレッソを。
小菓子。
柔らかなメレンゲと生チョコ。
楽しみにあふれた食事であった。
西山シェフの塩の使い方からコースの組み立て、
素材の合わせ方など素晴らしい。
「センプリチェ」
京都市伏見区表町582-1
075-605-4166
投稿者 geode : 01:02