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2010年02月02日
「THOUMIEUX」 フランス・パリ・レストラン
パリ五日目の昼です。
昨年まで「ホテル クリヨン」のシェフを勤めていた
ジャン・フランソワ・ピエージュ氏が辞し、
新たな展開を始めました。
あのホテル王コスト氏の息子・チェリー・コスト氏と共同経営で、
老舗ホテル・ブラッセリー「THOUMIEUX」を買い取り、
全面リニューアルしました。
昨年秋のことです。
店頭にメニューが飾ってあります。
まさにビストロメニューです。
入口は
このような感じ。
中に入ると、
まさにビストロです。
料理が始まりました。
最初にパンと一緒にサーディンのリエットが届きます。
このパンとリエットがかなりのレベルです。
あまりの旨さについつい手が伸びるのですが、
ここは辛抱です。
前菜はイカのカルボナーラ。
イカをまるでタリアテッレのように細く切り、軽い火入れです。
そこにベーコンと卵が絡み、ふんわりとパルミジャーノがかかります。
きちんとカルボナーラに要素は充たしています。
ほら、こんな感じです。
かつて「クリヨン」で食したカルボナーラを思い出しました。
その時はメインでしたが。
ともあれ、イカの質、火入れともに素晴らしく、
この一皿は記憶に残っています。
メインは舌平目。
舌平目の細切りに野菜とタルタルと書いていました。
運ばれてきた舌平目を見て驚きです。
なんとフライになっていました。
加えてタルタルの酸味が独特です。
デザートはクレーム・キャラメル。
バニラビーンズもたっぷり入り、しっかり味でした。
気がつけば店内は満席。いい雰囲気です。
ショップカードには
「HOTEL THOUMIEUX」と書いています。
ゆくゆくホテルも作るようですし、
種々の計画が進行しているようです。
なんだかピエージュ氏の実力を見せつけられた感じでした。
当分、二人の動きは注目です。
THOUMIEUX
79, Rue Saint-Dominique 75007 Paris
01 47 05 49 75
投稿者 geode : 02:31