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2009年03月30日

「じき宮ざわ」 京都・四条堺町・日本料理

この日は、同級生や建築家、飲食関係の人など5名で、
「じき宮ざわ」に訪れました。3名は初めてです。

先付けは、一寸豆にホタルイカ、白魚、車海老に黄身酢。岩もずく。
季節を表す献立です。
優しく料理はスタートしました。

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温かな前菜です。京都山城塚原の筍。立派な蛤にワカメです。

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蛤のダシがよく利いています。
これも春を告げる一品です。

明石の蛸に白子和えです。

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うるいの食感と味も生きています。

伊勢からのキハダマグロ。

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香りと味の調和も良ければ、
これを一品供するセンスもなかなかのものです。

名物となった焼き胡麻豆腐です。

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熱さに香ばしさに甘みという要素が、見事に一体になっています。

稚鮎に花山葵。

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この季節、それもごく短い期間の料理ですね。
組み合わせにいろいろなスタイルがあり、それを楽しむのもなかなかです。

ハマボウフウと赤貝の酢味噌和え。

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ここでこれを挟むことで、流れに心地良いリズムが生まれます。

自家製のカラスミにタイラギ貝の貝柱、そこに海苔です。

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海苔で挟んで食べると、なんと旨いことか。贅沢です。

留め碗は、海鱒にワラビに蕗です。

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これもこの時期ならでは。
鱒の火入れ具合がじつに的確です。

さあ、炊き立てのご飯です。

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その前にたっぷり香の物が供されます。これがいいですね。

まず炊き立てです。

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まさにアルデンテ状態で、水分が幾分残っています。

次は、やや水分が抜けてきたところです。

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これで通常のご飯の感じです。

デザートはチェリモアにイチゴです。

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そして毎月形の変わる最中です。

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今月は桜花の形で桜の香りがほんのり漂ってきます。

締めにお薄をいただき終了です。

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季節感を豊かに感じる流れ、見事なものです。
開店して一年が過ぎ、ますます様々な料理が生まれてゆくようです。

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じき宮ざわ
京都市中京区堺町四条上ル東側八百屋町533-1
075-213-1326

門上武司食研究所サイトに

2/05 付、
 ☆『海外通信』Paris 通信 Vol.15
   日本人のケータリンググループ“スケッチブック”
公開しました。↓

http://www.kadokami.com/

その他、
 ☆「名店の賄い」
   第四回 「ショコラティエ なかたに」

 ☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
  Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」

 ☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
  Vol.4「野飲の醍醐味」

 ☆今月の「学会」レポート
  2008年4月度「第64回 パトゥ」

も公開中。↓

http://www.kadokami.com/

投稿者 geode : 02:52