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2009年03月16日
「珈琲屋せつ」 鳥取県・米子市・珈琲専門店
珈琲専門店は、街の基地となります。
先週末にアップした鳥料理の「さんぽう」は、
この「珈琲屋 せつ」で教えてもらったのです。
一昨年のことです。
米子のホテルで市内にある珈琲専門店を探し、
見つけたのがこの店。
閉店間際に訪れ、
珈琲を飲んだところそのおいしさにすぐさま取材を申し込んだのです。
ご主人は30年以上も自家焙煎をされているのですが、
それを決して看板にかかげず
サイフォンスタイルで旨い珈琲を抽出されていたのです。
「自家焙煎かどうかというのが大切なのではなくて、
お客さんが飲んで旨いかどうかですから。
もちろん自家焙煎を表に掲げるのも自由ですし、
うちみたいになにも書かないのも自由です」と話したのが印象的でした。
僕はカウンターに腰をおろし、
会話を楽しみながらマンデリンを飲みました。
苦味と軽やかさが上手いバランス。
添えられた金平糖の甘さもいいですね。
テーブル席には、このように珈琲豆で文字が描かれています。
決して自らのスタイルを誇示することなく、淡々と珈琲豆を焙煎し、
それをいつも変わらぬ手法で淹れる。
このさりげなさがじつに心地がいいのです。
あまり縁のない街でも、このような一軒があると安心できるものですね。
珈琲屋せつ
鳥取県米子市角盤町1−59
0859-32-6090
門上武司食研究所サイトに
2/05 付、
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投稿者 geode : 02:05