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2008年07月07日
「パトゥ」 神戸・中山手 フランス料理
友人と神戸「パトゥ」に行こうということになっていました。総勢6名で、岐阜から来られた教授やフランス帰りのワイン好きなど健啖家揃い。6月中旬の記録です。
友人がワイン好きで、シャンパーニュは店のをいただきましたが、数本持ち込みをいたしました。
シャンパーニュはAy村です。軽く甘味を感じる味わいでした。
アミューズはジャガイモとポロ葱のスープ 毛ガニが入っています。
しっとりした気候に少し温かいスープで胃袋が反応します。
桜鱒のミキュイ、ホタテ、トリガイ、タコが入っています。
Comtes de Matuschka-Greiffenclau (白) がじつによく合います。
続いて
韓国産鱧の炭焼き 2種類のきゅうりとバジルライムソースを添えて。
この鱧の焼き具合、炭のかすかな香りもあり、そこにキュウリの苦み走った爽やかさが加わり、うっとりの一品です。
季節の野菜のエチュベ、コリアンダー風味。
これは「パトゥ」のシェフの修業先、東京の「コートドール」斉須シェフの定番。もっといえばパリの「ランブロアジー」の定番です。その系譜を受け継いだ傑作。適度な酸味と野菜の旨み、食感などすべてのバランスが要求される料理です。
仔羊のグリル。
岐阜の教授は「今日はワインに敬意を払って仔羊にします」とのことでした。
Chateau Mouton 1986です。
流石に熟成度も見事で、この料理と素敵なマリアージュでした。
メインはもう一品
牛テールの赤ワイン煮込み。
僕は、ここでいつもこのメニューをとってしまうのです。これも野菜のエチュベ同様の流れです。僕の好きな系統ということになります。繊細にてしっかり味わい深い。この赤ワイン煮込みを食べる度に、「ああフランス料理だ」としみじみ思ってしまうのです。
ここにはDRC La Tache 1998でした。
持ち込んだ方は「まだかたいです ね」とのコメントです。しかし、その艶めかしい味わいには、やはり妖艶なモノを感じてしまいます。
アヴァン・デセールは
マンゴーのデザート
デセールは
パッションフルーツのデザート
桃のデザート
ブランマンジェです。
Chateau d’Yquem ’95 と、ともに。
食べて、飲んで、話してとあっという間の3時間強。健啖家揃いの宴はいい時間の流れでした。しかし、あまりにも偉大なるワインをいただいたので、またワインの勉強を始めなくては思った次第です。小学校からの友人はワインスクールに通い始め、もう一人も別のスクールに入るなど、環境の変化もありです。
神戸の「パトゥ」。秋風が吹く頃にはまた訪れたいものです。
Patous(パトゥ)
神戸市中央区中山手通3-5-10
サンシャイン中山手1F
078-392-8216
門上武司食研究所サイトに
7/3付、
☆『海外通信』Trino 通信 Vol.10
遅れてやってきた、エスニック大ブーム
公開しました。↓
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www.kadokami.com/
その他、
☆「名店の賄い」
第四回 「ショコラティエ なかたに」
☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」
☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
Vol.4「野飲の醍醐味」
☆今月の「学会」レポート
2008年3月度「第63回 トゥールモンド」
も公開中。↓
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投稿者 geode : 04:24