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2010年02月15日
「一之船入」 京都・河原町二条・中華料理
この日は11名での訪問です。
定番のピーナッツとジャコ。
これを食べながらメニューを予想します。
前菜は
フカヒレの寿司、干し豆腐・スナップエンドウ・ポルチーニ、
牡丹海老の老酒漬けです。
どれも味がしっかり乗っています。
次は、アワビの牛ロース巻きです。
そこにトリュフがかかります。
牛にアワビは全く負けていません。
そして「一之船入」のフカヒレ。
「上海蟹も終わりなので、たっぷり使いました」とご主人の魏さん。
太いフカヒレに旨み満載の上海蟹のエキスがこれでもかと絡みます。
マコモ茸・たいらぎ貝・青のりに熟成2年の塩卵、ピータンです。
それぞれの食感と味の変化を愉しみました。
伊勢海老の四川風辛味炒め。
これはフルーツの酸と甘みが効いています。
ハマグリ、牡蠣、菜の花にトリュフ、百合根。
それらを紅麹で和えてあります。紅麹の香りと酸がいいですね。
出ました仏跳牆(フォティオチャン)。
これは高級海産乾物類、鶏や中国ハムなどの肉類、野菜や漢方食材など、
数十種もの食材をスープとともに壷に入れて密封し、
長時間蒸して仕上げた最高級スープ料理のひとつ。
この名は、
「そのあまりの美味さゆえ、香りを嗅いだ僧侶までもが
牆(垣根)を跳び越えて食べに来る」ことに由来しているというものです。
こうして盛って下さって、
まあ、タツノオトシゴからフカヒレなどなど
驚くべき食材がどっさり入っています。
最後のご飯は、
干し貝柱、干し海老、ザーサイが入った炊き込み御飯です。
これも濃厚な味わい。
そしてデザートに、
杏仁豆腐と、
マンゴープリン、リンゴのコンポート、ハスのみパイです。
今回もまた魏さんの圧倒的なパワーが炸裂した献立でした。
満足の宴となりました。
一之船入
京都市中京区河原町二条下ル一之船入町537-50
075-256-1271
投稿者 geode : 03:12