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2023年08月31日

「日本料理 柚木元」 長野・飯田・日本料理

長野県の「柚木元」に秋、冬、春と季節ごとに足を運んでいた。

今年こそは夏と意気込んでいたが、予約日にどうしても動かせないスケジュールが入り、
夏は諦めないといけないかと思っていたところ、運よく新たな日程が決まり、訪問することができた。
7月末の料理である。

まずテーブルの上に置かれた巨大な茄子

「ていざなす」という品種らしい。
700 グラムから1キロはあるという。

スライスしてそのまま
瑞々しいこと。驚きであった。

 

八寸
そうめんかぼちゃ そうめんつゆに稚鮎のアンチョビなど
鉄火茄子
トマトのピクルス 甘酢
蕎麦がきの素揚げ 胡桃みそ
モロッコインゲン
オクラ

季節感あふれる味わい。

 

夏の椀
ぎたろう軍鶏
出汁もぎたろう軍鶏
胸肉とじゅんさい

さっぱりとコクのある味。

 

羊の肉のたたき
奥からうちもも しきんぼう とうがらし

マトンとホゲットである。
信州のやたらという野菜の味噌漬けがアクセント
すっきりと美味。

 

夏のおやき
カレー風味のサフォーク、マトン、セミドライトマト

季節ごとに変わるおやきは値打ちあり。

 

天龍川の鰻 4種個体差あり

4種 全て脂の乗り具合、皮の厚み、身の部分のしっとり感など
確実にわかる。
個体差とはこのようなコトだと実感。

 

箸休め
白イカは塩漬け

胡瓜 酒粕だけでつける。
口の中をフラットにする。

 

鮎の春巻き

頭と骨は素揚げ
内臓の苦味も味わう。

 

パプリカは
中に収穫したトマト 
自家製トマトピューレ らっきょの酢漬けをアクセントに

チーズなど パプリカの新たな食べ方。

 

天然焼きスッポン

一味が味を調える
コリンキーのぬか漬けの存在は大きい。

 

赤山鳥のコロッケ

まるでポルチーニのような味わい。
これは衝撃的
コレットというフィンガーライムのアクセント。

 

美しい赤山鳥というキノコ

 

当日16時半に収穫したトウモロコシ

水と一握りの塩のみ。
ナチュラル感満載のあまみ

 

ご飯は鮎ご飯

米粒一つひとつに鮎のエキスでコーティングされた感覚。

 

おまけの鰻丼

満足感が大きくアップ。

 

桃を和紅茶で

 

桑の実のジェラート
クリームチーズ

 

 

作り手の意思と思い、食材の力をしっかり受け止めた。

 

 

「日本料理 柚木元」
長野県飯田市東和町2-43
0265-23-5210

 

 

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投稿者 geode : 10:00