2020年08月31日

「アトリエ・モリヒコ」 北海道・札幌・コーヒー

「森彦」といえば、北海道を代表するコーヒー店の一軒。

札幌には数軒、コンセプトの異なる店がある。
その一軒が「アトリエ・モリヒコ」。

アトリエとネーミングされているように、店内はアンティークな雰囲気が漂っている。
テーブルもその柔らかな空気感がいい感じだ。

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2020年08月28日

「鮨人」 富山・新根塚町・寿司

「鮨人」には数回訪れているが、
ご主人が話してくれる話題がじつにユニークで興味深い。

ある時は「東京でのイベント時に、ついに皮のコックコートを作りました」と。
日常レザーを着ることが多いという。

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主・木村泉美さんはファンキーな鮨職人である。

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2020年08月27日

「TANPOPO」 大阪・北新地・鉄板料理

数日前から鉄板焼きが食べたくなっていた。

大阪北新地の「Tanpopo」が頭には浮かんでいた。

オーナーシェフの神谷さんは
熱の伝導率が異なる鉄板と銅板の2種類を使い分ける。

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2020年08月26日

「レスピラシオン」 石川・金沢市・スペイン料理

相性が合うレストランというのがある。

それは料理だけでなく、店の設え、サービスの感じなど
様々な要素が巧みに重なり、気持ちが高揚するのだと思う。

金沢の「レスピラシオン」はそのような一軒。

食いしん坊仲間と出かけた。
仲間たちもスタイリッシュな店内と町屋の外観に驚いていた。

始まりは定番の「インパクト 甘海老」
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甘海老を余すところなく使った料理。
殻や尻尾を砕きタルト生地を作る。

その上に身をのせ、味噌で作ったシートをかぶせる。
料理名が示すような甘海老の刺激がすごい。

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2020年08月25日

「六条新町 招福亭」 京都・六条新町・麺処

京都の街場の麺処である。

のれんには「生そば 招福亭」と記され、提灯には「茶そば 招福亭」と書かれている。
名物は茶そば。

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店内はテーブル席、壁に向かうカウンター。
地元で愛される店の雰囲気が色濃く漂っている。
女性のサービス陣の愛想の良さも嬉しい。

献立は典型的な麺処。
麺類から丼物までのラインナップ。

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2020年08月24日

「アッサンブラージュ・カキモト」 京都・竹屋町寺町・パティスリー

「アッサンブラージュ・カキモト」はパティスリーだが
月に何度か夜、ディナーコースが催される。

垣本晃宏さんは、パティシエであり、ブーランジェリーでもあり、
そしてキュイジニエでもあるのだ。

三つの顔を持った垣本さんが繰り広げる世界のクオリティの高さは比類なきだと思う。

トウモロコシ 天草雲丹 コーヒー
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コーヒーの泡の香りがインパクトあり。
トウモロコシはムース状。

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2020年08月21日

「丸久小山園」 京都・御池西洞院・茶房

猛暑が続く京都のお盆。

昼下がりに氷を食べにゆく。
京都はかき氷の激戦区である。
選択肢は多く、それぞれ特徴あり。

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「丸久小山園」は宇治で元禄年間に茶の栽培と製造を始めた。
以来、品質を守りながら現在に至る。

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2020年08月20日

「京、静華」 京都・岡崎・中国料理

夏の「京、静華」である。
透明感がありながらも印象深い料理が並んだ。

ご主人・宮本静夫さんと奥様・恵子さん、
そして酒井さんという若いスタッフたちの動きが
見事に一体化しているのが、なんとも心地が良い。

チームの仕事とはこのような光景のことだろうと思う。

車海老 ゴーヤ
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ゴーヤのゼリー 車海老に冬瓜のあん。
苦くて甘くて 口の中が刺激を受ける。

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2020年08月19日

「かに吉」 鳥取・鳥取・日本料理

鳥取「かに吉」の夏は「なつ吉」と呼ばれる。

冬のかには圧倒的な評判だが、この「なつ吉」の噂もずっと耳にしていた。
8月に入り、早々に出かけた。
期待は膨らむばかりである。

始まりは冬と同じ。
蟹味噌のルイベ。
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濃厚だが、すっきりと溶けてゆく。
香りだけが残る。

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2020年08月18日

「和食晴ル」 京都・高倉綾小路・日本料理

「和食晴ル」が元の場所、高倉綾小路に還ってきた。

以前は平屋であったが、今回は三階建で二階・三階は別の店が入る。
店内の雰囲気はほぼ変わらず。

非常にコンパクトな厨房なのだが
そこでこれだけの料理ができるのかと驚く。

ここは単品で好きな献立を選ぶシステム。
突き出しは、キュウリにジャコと生姜。
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キュウリのスキッとした歯ざわりに生姜がよくきいている。

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2020年08月17日

「やきとり あお山」 神戸・夙川・焼鳥

ずっと気になっていた一軒。
親しい友人からも聞いていた。

小さなカウンターの中に炭床がある。炭と網の距離が近い。

黙々と鶏を焼くのが主人の青山正人さん。
コックコートに身を固め、コック帽もきちんとかぶる。
まさに西洋料理のコックさんという佇まい。
こちらの気持ちもシャキッとする。

この地で店を開いて今年で29年目を迎えるという。
隣で客席の動きなどを観察し、サポートするマダムの姿も素敵である。
若いスタッフ2名の動きも無駄なく美しい。

突き出しは、鱧の落とし。
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やや甘めの玉味噌がいい感じ。

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2020年08月07日

「蕎麦流々 千角」 京都・祇園・蕎麦

以前は東大路通添いにあり、十割蕎麦という文字が目立った。
この春、大和大路四条下るの細い路地の中に移転をした。
わかりにくいところである。

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2020年08月06日

「馳走 いなせや」 京都・三条柳馬場・日本料理

「馳走 いなせや」の主人は、スタッフから 大将と呼ばれている。
豪傑という印象が強い。

どんな時でも前向きであり、目は輝き、陽気である。
清酒については、とことん追求する。舌の感覚が鋭敏なのであろう。
料理が分かり、料理店をプロデュースする才能にも長けているのだ。

そんな「馳走 いなせや」のランチである。
コロナの発生と同時に テイクアウトも開始、魅力的なメニューも多い。

この日は、
野菜スパイスカレー
冷やし汁なし坦々麺
の2種を味わった。

まず 野菜スパイスカレー。
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水を一切使わず、野菜から出た水分だけでルウを作り上げる。
野菜が持つ甘味、青味、苦味などにスパイスが絡む。

辛いが、甘さがある。甘いと感じると、次にスパイシー感がやってくる。
その塩梅がまあるい味わいを生み出していた。

白いごはんと一緒食べて 成立 全うする味わいなのだ、と勝手に判断していた。
ここならではカレーである。

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2020年08月05日

「トランテアン」  神戸・神戸ポートピアホテル・フランス料理

ホテルのフランス料理を食べる。
それはチームの仕事だと強く思った。

神戸ポートピアホテルは、かつて「アラン・シャペル」のレストランがあったところだ。
ホテルにおけるフランス料理店のあり方を知る貴重な一軒である。

この日は、長いテーブルに向かい合わせで食事をとるスタイル。
程よい緊張感もご馳走である。
時にはこのようなシチュエーションもいいものだ。

始まりは
とうもろこしの冷製ポタージュ パリソワ仕立て
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パリソワ つまりパリソワーズ コンソメジュレとポタージュの二層
夏にはふさわしい一品であり、懐かしさを覚える。

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2020年08月04日

「monk」 京都・哲学の道・薪窯料理

「monk」は自粛期間中にテイクアウトのピザを購入したが、
昨年以来初の食事だ。

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雰囲気は依然と全く変わらず、
オーナーシェフの今井義浩さんも同じスタンスで料理を作り続ける。

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2020年08月03日

「ながや」 神奈川・小田原・日本料理

友人が教えてくれなければ、この店を訪れることはなかったであろう。
神奈川県小田原市早川駅前の「ながや」という小さな割烹店。

優れた料理人はどこにでも存在するものだ。

ご主人は長屋偉太さん。
東京の吉兆で仕事を覚え、その後パリの「エン」という蕎麦屋で働いたという。
「達磨」の高橋名人系列の店である「エン」には数回訪れたことがある。

そんなプロフィールを聞きながら食事が始まる。

この日は友人とカメラマンの3人でカウンターを占領。

トマトの豆腐。
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周りの出汁はいしかげカイと聞いた。
トマトの酸味がうまく生きている。

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