« 2015年8月 | メイン | 2015年10月 »

2015年9月30日

「野口太郎」 大阪・北新地・創作料理


北新地の隠れ家・「野口太郎」初訪問。


富山の白海老。
15093015.jpg

海苔との相性は間違いなし。




サクッと銀杏。
15093018.jpg

香りが口の中で踊る。




徳島のハモをウニで和える。
15093020.jpg

これは清酒を呼ぶ料理だ。




見せられた長崎の本マグロ。
15093022.jpg




トロを山わさび(ホースラディッシュ)で食べる。
15093029.jpg

この辛味との出会いはいいな。




万願寺唐辛子とじゃこ。
15093024.jpg

これはおばんざい!




名物 播州地鶏の一夜干し。
15093030.jpg


これを炭火で焼くが、
皮目のパリっと香ばしさは「一夜干し」がなせる技と。

15093038.jpg




地鶏をつかむ感覚と仕上がりを音で確かめる。
15093042.jpg




皮は香ばしく、食感も旨さの要因。
15093048.jpg




オーストラリアのアスパラガスに石垣の味噌。
15093052.jpg

アスパラガスの食感が、これまで感じたことのない弾力。





揚げたてのねりものの天ぷら。
15093055.jpg




シャインマスカットの白和え。
15093059.jpg

ほっと息抜き。





沖縄のアグー豚。
15093064.jpg

一旦蒸してから焼く。

九条ねぎのソース。





北海道のホワイトコーンのピュレにキャビア。
15093067.jpg

反則のように味が濃い。





のどぐろ、松茸、はまぐりのブイヤベース。
15093070.jpg

それぞれのエキスが充満。





秋刀魚!
15093072.jpg




この迫力。
15093074.jpg




秋刀魚ご飯。
15093076.jpg




泉州水茄子。
15093077.jpg




コーヒーぜりー。
15093078.jpg


なんともバラエティに富んだ料理。

発想の豊かさを感じたのであった。





「野口太郎」
大阪市北区曽根崎新地1-3-1大橋ビル 3F
06-4796-8222

投稿者 geode : 10:16

2015年9月29日

「泉涌寺 齋華」 京都・泉涌寺・中国料理


東大路通りを東に入り、泉涌寺の山門をくぐる。

一瞬、山門の中にという気分になる。

そこに「泉涌寺 齋華」はある。
15092968.jpg



15092971.jpg

以前、祇園で「婆娑羅」という中華料理店の
料理長であった齋藤博人さんが独立した店だ。


町家を改造した一軒。



カウンターは天井吹き抜けで開放感ある設え。
15092975.jpg

ガラスの向こうに緑が広がる。



スタートはつばめの巣 上湯ゼリーに金華ハム。
15092979.jpg

なんとも優しい味わいと思っていると、
食べる度に味が深くなり上湯の輪郭が明確になってくる。



つづくは「今年はじめての上海蟹です」と。
15092981.jpg

上海蟹の紹興酒漬けに蟹味噌で和えたビーフンである。

上海蟹は手でもちしゃぶる。

ビーフンはもう一度しっかり混ぜる。

初物を食べる幸せを感じるのであった。



そして金華豚の叉焼とイチヂクの自家製干し肉。
15092984.jpg

叉焼のインパクトありながらも上品な甘味、
イチヂクと干し肉の一緒に口にふくむ味わいの広がりなど見事な計算だ。



大正海老とマコモ茸の塩炒め マスタードソース。
15092987.jpg

シンプルだが、それぞれの旨みを生かす火入れ。



フカヒレの姿煮 上海蟹スープ。
15092991.jpg

スープが濃厚だが、それを受け止めるフカヒレ。

黒酢を入れると味わいが一気に変わる。



アワビの肝和えそぼ アワビの薄切り添え。
15092995.jpg

人気の定番である。アワビの肝は偉大である。



近江牛のサーロイン 北海道産松茸の黒胡椒炒め 薄餅巻き
15092996.jpg



15092998.jpg



まるで北京ダックのように巻いて食べる。
15092900.jpg

松茸の食感がコリッと旨い。

サーロインの脂分を松茸が見事に吸収。



清湯麺
15092903.jpg

シンプルイズベスト!

これにはやられました。



杏仁豆腐
15092907.jpg

すっきりと締めた。



移転し、ますます齋藤さんのクリエイティブな精神が研ぎ澄まされ、
非常に刺激を受ける料理となっていた。



15092973.jpg



「泉涌寺 斎華」
京都市東山区泉涌寺山内町35-3
075-201-3239

投稿者 geode : 10:46

2015年9月28日

「コシモ・プリュス」 神戸・芦屋・フランス料理


先月の「コシモ・プリュス」。

可愛いケースに入った前菜が登場。
15092814.jpg

卵ケースだという。



15092816.jpg

バナナとフォアグラのマドレーヌ

パプリカのフレーバー、煙の香り

オリーブのクッキー

卵はロワイヤルで毛ガニのコンソメ・枝豆が入る。

小霜さんらしいプレゼンテーション。



メロンのスープ
15092818.jpg

アイスクリームは燻製の香り。

ベーコンの砂など。

燻香のアイスの驚きとメロン甘さは絶妙のコンビネーション。



イワシの料理である。
15092822.jpg

軽く火入れ、クレソン、アサツキ、シトロンキャビアの酸味。

香りの料理という感じがした。



八幡平サーモンは50度で一時間。
15092824.jpg

マヨネーズソースにオレンジ。

夏アスパラガスと一緒に。

サーモンの火入れはじつに難しい。

ねっとり仕上がっているのが見事。



長良川の鮎。
15092825.jpg

分解再構築作戦成功である。

キュウリの香りも作戦だ。



北海道焼尻の仔羊。
15092829.jpg

クスクスとの相性はフランス料理であることを意識しながら現代の料理だ。



淡路島のハモのフリット。
15092832.jpg

ゴールドラッシュのソースにはラー油の香りが。

緑竹やポップコーンなど多彩な食材を使いこなすのが技。



剣先イカの料理は、セロリのソース、
リンゴとライムのミックスなど、これも香りの使い方が見事である。
15092834.jpg



鴨には焼きナスのピュレ。
15092836.jpg

この火入れも素晴らしい。



食べる人によって皿の盛り付けが変わるのも興味深い。
15092837.jpg



15092838.jpg



15092839.jpg

ハマグリやサフランの味付けが利いている。



しそのジュレとパイナップルのコンポート、大葉のアイスクリーム。
15092843.jpg




白桃にペルノー
15092847.jpg



15092849.jpg



白桃のコンポートにミントのアイスクリームなど。

デザートもかなり挑戦的な内容。



15092850.jpg



15092852.jpg




小霜ワールドにすかっり魅了された夜であった。
15092856.jpg



「コシモ・プリュス」
芦屋市業平町7-16 メゾン高橋 1F
0797-25-0040

投稿者 geode : 10:06

2015年9月25日

「エッフェ」 東京・銀座・イタリア料理


中目黒から軽井沢、そして銀座へと。

鬼才と呼ばれた小林幸司シェフが「エッフェ」というリストランテをオープン。

食いしん坊仲間と訪れた。

銀座のベルビアビルの8階。



この日は、昼間に「天ぷら近藤」で食事をしたのちである。



やや緊張感を覚えながらのスタート。



前菜はチェーチとカモのリガーリエのストゥファート カレー風味
15092561.jpg

カモのフォアグラのソテー添え。

カレー風味のひよこ豆の上にフォアグラが乗っているのだが、
驚くほど軽やかで、すっと喉を通り、胃袋に進んでゆく。


続いてズッパガッルレーゼ入り スカンピのグァツェット
15092563.jpg 

ういきょうと甲イカのサラダ添え。

ういきょうと甲イカがまるでパスタのようにからんでくる。



ホロホロ鳥とポルチーニのラグーのオレキエッテ
15092568.jpg

リガーリエとピンクペッパーのソース。

オレンジ色は人参である。



これを崩すと中からオレキエッテが登場。

ソースの柔らかなこと。



仔牛フィレ肉のソテー ラリチーノとアーティチョーク添え
15092570.jpg

赤カブとケイパーのソース。

フィレ肉はソテーして煮込み。

料理はすべて香りの巧みな演出に心を奪われる。



モモとアマレットのスープ チョコレートとアマレーナのジェラート。
15092573.jpg



エスプレッソ。
15092575.jpg



小林シェフの世界にすっかり魅せられたディナーであった。
15092579.jpg



「エッフェ」
東京都中央区銀座2-4-6銀座Velvia館 8F
03-6228-6206

投稿者 geode : 10:01

2015年9月24日

「手打ち蕎麦 大阪 松下」 大阪・梅田・蕎麦


梅田に新しい蕎麦屋が開店したと聞いた。

パリの「yen」という店で蕎麦を打っていたという。

気になっていた。


ちょうど正午ぐらいに行くと行列が見える。

近づくと、なんと高橋名人が蕎麦を打っているのだ。

そうだ。この「松下」は「達磨」というか「翁」の出身。

15092415.jpg


メニューを見るとなんとざるそばと焼きそば味噌しかない。

潔さに感動だ。



焼きそば味噌とざるそばを頼む。



焼きそば味噌は、香ばしさとぷちっと当たる感触。
15092409.jpg

酒を飲む人にはたまらない献立。



ざるそばが届く。
15092407.jpg

なんという艶やかさであろう。

そばが早く食べてくださいと、叫んでいるようだ。

手繰る、手繰る。

香りと喉越しの連続。



そして当然のことながら二枚目も頼む。
15092408.jpg



店主の松下さんとは、パリでお目にかかったこともあり、懐かしい感じがした。



食後、高橋名人の技をじっくり。
15092413.jpg

いい時間であった。



「手打ち蕎麦 大阪 松下」
大阪市北区鶴野町4
06-6377-1553

投稿者 geode : 10:00

2015年9月18日

「やすだ」 大阪・都島・しゃぶしゃぶ


都島の「やすだ」。

まわりの仲間の「やすだ」詣でが増えているようだ。



基本はしゃぶしゃぶ。

一日一組だけすき焼きが可能となる。

この日は、4名の会食。すき焼きをお願いした。



ご主人の手切りはいつも通り。
15091811.jpg

この仕事が、素晴らしい結果を生み出す。


この断面の美しさ。
15091812.jpg



一枚目は、なにもプラスせずに焼いて塩で食べる。
15091814.jpg



15091815.jpg

牛肉の香りが「やすだ」の世界に呼び込んでくれる。

食欲増進である。



続いて野菜がたっぷりはいる。
15091816.jpg



割り下で味付けし、火が入る。
15091818.jpg



ここに牛肉を入れる。
15091820.jpg

牛肉の旨みが野菜に移る。

野菜の味わいに変化が生まれる。



これは卵をつけてたべる。
15091823.jpg

まろやかさとコクの二重奏である。

これを繰り返すと、野菜がどんどんおいしくなってゆくのだ。



締めはうどん。
15091829.jpg



仲間が「やはりビフカツも・」ということで。
15091831.jpg

滅法旨い。肉汁との格闘だ。



コールドビーフまで食べてしまった。
15091832.jpg

これだけ牛肉を食べても、すっきりというのがすごい。



クセになる一軒である。



「やすだ」
大阪市都島区毛馬町2-3-15
06-6929-1401

投稿者 geode : 10:24

2015年9月17日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理


天神橋5丁目から北新地に移転し、ますます人気の高まる韓国料理店「ほうば」。

この日は、東京からパティシエ夫妻が来阪し、一緒に食べることとなった。



スタートはいつものナムル15種類。
15091762.jpg

「これはなんと美しい。僕はミョウガがすきなんです」とパティシエ。

ナムルがなになのか、それをもう一度考えさせられるナムル。


この日のちぢみはフカヒレと生落花生。
15091768.jpg

フカヒレは仕込みに時間がかかる。

生落花生の食感と香ばしさが見事。



あわびのおかゆ。
15091771.jpg

おかゆというが、だんだん米粒の量が減ってゆくように感じる。

まさにリゾットそのものだ。



松茸 たっぷり。
15091773.jpg



河内鴨のつみれと大黒しめじのスープ。
15091775.jpg

河内鴨の凝縮された味わい。

しめじはまるで栗のようなホクホク感を呈していた。



ナスとイクラだが、鶏のだしが利いている。
15091778.jpg

やや甘めの感じもいい。



スペアリブの煮付け。
15091781.jpg

これはご飯を呼ぶ味わい。



締めは松茸うどん。
15091785.jpg



いつもながらの素敵な展開であった。



「ほうば」
大阪市北区堂島浜1-2-1 新ダイビル2F
06-6456-0080

投稿者 geode : 10:44

2015年9月16日

「たくみ割烹店」 鳥取・浪花町・日本料理店


鳥取・岡山 取材旅。

鳥取駅前の「万年筆博士」という万年筆専門店で万年筆の取材終了後、
立ち寄ったのが鳥取民芸の店「たくみ」が営む飲食店「たくみ割烹店」。
15091696.jpg

昼ごはんである。


冬瓜の炊合せがでる。
15091687.jpg

深みのある味わい。



先輩のエッセイストは牛丼を注文。

この牛丼がみるからに牛肉のボリュームがすごい。
15091658.jpg

「牛肉とご飯のバランスが悪いぐらい」と先輩。



僕はすじ煮込みセットを頼んだ。

煮込みであるからダイナミックな皿を想像したが、
なんとも上品なプレゼンテーション。

すじ肉と野菜が美しく並んでいた。
15091694.jpg

味わいも濃厚というより、むしろ淡い感じすらした。

しかし、白ご飯との相性はぴったり。

ご飯はお櫃で供された。



スタッフは煮込みカレーであった。
15091691.jpg

辛さは押さられているが、深みはしっかり。



僕がすじ煮込みを食べ終えたとき先輩が

「カドカミさん、ご飯を入れ、その上に牛肉乗せたら・・」
と牛丼の牛肉を頂いた。

やや甘みのある濃厚な味わいは見事であった。



この牛丼にはやられました。



「たくみ割烹店」
鳥取市栄町652
0857-26-6355

投稿者 geode : 10:25

2015年9月15日

「喫茶路地」 大阪・浪花町・コーヒー専門店


最近よく耳にするコーヒー店「喫茶路地」。
150915FullSizeRender.jpg

天神橋5丁目交差点を北に行き、路地を西に入る。

まさに路地にある「喫茶路地」。


夕刻の光景は、モノクロームの世界だと感じた。

時間が止まっているような空間。

わずかな距離だが、広い道路にはクルマがどんどん走る。


店内はオーナーが自ら作り上げたという。



マンデリンを頼む。

豆を挽く音が聞こえ、芳しい香りが漂ってくる。

この瞬間、気分がよくなる。



マンデリンが届く。
15091541.jpg

香ばしさと軽い苦味と軽やかさがうまいバランスでカップの中で協奏曲を奏でているのだ。



厨房には1キロの焙煎機がある。
15091542.jpg

照明の具合もいい。



店内も独自の世界観がひろがりをみせる。
15091544.jpg

コーヒーとともに時間を楽しむ。



また訪れたい一軒である。



「喫茶路地」
大阪市北区 浪花町9-5
06-6371-8828

投稿者 geode : 10:59

2015年9月14日

「中国菜 火の鳥」 大阪・伏見町・中華料理


オープン間近いが、この「中国菜 火の鳥」の話題をよく聞く。

カウンター8席、奥の部屋で8席、合計16名の食事会。



スタートは

すっぽんのだしで煮こごりにしたフカヒレの冷製。
15091449.jpg

歯を入れるごとにすっぽんのだしの味わいが口の中にひろがりをみせる。



続くは前菜の盛り合わせ8皿。
15091453.jpg

キンモクセイで炊いたサツマイモ、クラゲ辛味和え、
蒸どり葱ソース、いそつぶ貝の香港漁師風煮、
シマエビ紹興酒漬け、干し肉と万願寺唐辛子、
どろナスの米こうし漬け、白瓜海老粉煮。

一つひとつ味の輪郭がしっかりしている。

食べる側のテンションが高まる。



点心2種。
15091455.jpg

肉シュウマイと海鮮細春巻き。

このシュウマイの透明な肉汁のすごいこと。

これは値打ちあり。



金目鯛の包み蒸し。
15091458.jpg

包み蒸すことで香りが立ってくる。



山東省式 エビチリ。
15091463.jpg

海老の味噌をたっぷり使う。

この味わいの深さが舌を包み込んでくれる。



海鮮の冬瓜包み蒸し。
15091465.jpg

ホタテ、モロッコインゲン、しめじ、タラバ蟹、干し貝柱、金華ハム、冬瓜。

金華ハムの風味と海鮮が一体となり、馥郁たる香りを供してくれる。



ラム肉の秘製スパイス炒め。
15091470.jpg

香菜、葱、生姜、クミン、粉唐辛子、青唐辛子などが入り
スパイシーな味付けが胃袋を刺激する。



牛ホホ肉の醤油煮。
15091472.jpg

広東白菜のシャキッとした歯ごたえがいい。



広東古典料理名菜 百花鶏。
15091476.jpg



15091477.jpg



15091479.jpg

鶏の中に海老のすり身をいれ蒸し上げ、
次に高温の油をかけながら火入れをしてゆく。

皮目はパリっとして中身は海老と鶏の味わいが楽しめる。



北京風ナマコの強火炒め。
15091480.jpg

野菜はつるむらさき、白雲茸。

なまこの食感が艶かしい。



キノコの蓮の葉包み蒸しごはん。

大きな塊が置かれた。
15091483.jpg



15091484.jpg

開くとなんと中に4つの蒸しごはん。

インパクトがあり楽しい。



中身は松茸、舞茸、干し肉、腸詰め、干し海老、干し貝柱。
15091485.jpg

コクのある味わいがホッとすると同時に
中華料理を食べた満足感ももたらしてくれる。



デザートは、バニラの香りの杏仁豆腐、
ココナッツミルクの生タピオカ・マンゴーミルク、
香港風コーヒー・紅茶のゼリーにインニョン茶。
15091488.jpg



充実したコース展開で、いい時間を過ごしたのであった。



「中国菜 火の鳥」
大阪市中央区伏見町2-4-9
06-6202-17171

投稿者 geode : 10:20

2015年9月11日

「涿屋」 大阪・お初天神・豚料理


豚の創作料理で名高い「涿屋」。
15091108.jpg

お初天神近くの路地の中にある。

カウンターの活気ある賑わいが食欲を盛り上げる。

男三名、新たな企画のあとの食事だ。


まずは突き出し。
15091196.jpg

左から切干大根・芽キャベツにマスタード。

さつまいものディップにイカスミパン、野菜のアヒージョ。

ここで十分印象的な料理だ。



コロッケだが、パン粉にはいかすみ。
15091199.jpg

中には豚肉の小さなブロックが入る。

食感がそこで変わる。

黒という色合いに何を想像するのか、それでも味わいに変化はある。



ヒレ肉のカツレツ。
15091102.jpg

最初はそのまま、次に塩、
そしてスダチなど食べ方によって豚の甘味の感じ方がことなる。

この微妙な火入れによって豚肉の瑞々しさや甘さが生きる。



これはかつサンド。
15091103.jpg

この迫力には一瞬目を奪われる。

トマトと豚肉の相性はいいのだ。



松茸のフライ。
15091106.jpg

これも香り立ち、いかすみのコクも相まって舌が反応する料理であった。



豚肉の愉しみを知る一軒である。



「涿屋」
大阪市北区曽根崎2-5-37
06-6361-1110

投稿者 geode : 10:20

2015年9月10日

「花梨」 京都・二条城前 ANA CROWNEPLAZA HOTEL・中国料理


ANA CROWNE PLAZA HOTELで仕事が終わり、地階の「花梨」で会食。



釜焼きチャーシュー 城陽産いちぢく。
15091038.jpg



15091042.jpg

チャーシューはねっとり甘く、香りもある。

いちぢくの若々しい甘さとの二重奏。


ふかひれの姿煮。
15091044.jpg

温度は熱く、スープの色合いとコクはシャープな感じがする。

その旨みをたっぷり吸い込んだふかひれは見事であった。



近江牛フィレ肉の塩炒め。
15091047.jpg

フィレ肉なのに結構脂分もありで味わいに潤いを感じる。



牛肉餡入り揚げ餅
15091051.jpg

ソフトな餡が素敵であった。



伊勢海老の黄金フライ。
15091053.jpg

贅沢な一品。



すっぽんの辛し煮 成都風。
15091054.jpg

ややぴりりと利いた辛しの味わいが印象的。

すっぽんのコラーゲンをサポートする。



ふかひれ入り 上海蟹味噌のあんかけご飯。
15091058.jpg

味噌の細やかなつぶつぶ感を愉しみながら、ふかひれの食感も。





デザートはマンゴーに亀ゼリー、ココナッツ、グレープフルーツ。
15091061.jpg

さっぱり。



安定した味わいとともに時間が過ぎていった。



「花梨」
京都市中京区堀川通二条城前ANAクラウンプラザホテル京都
075-231-1155

投稿者 geode : 10:13

2015年9月 9日

「山地陽介」 京都・祇園・フランス料理


「山地陽介」この6月・祇園にオープンしたフランス料理店。


シェフの山地陽介さんは、
「アラン・デュカス」「ロブション」「アストランス」など
フランスで11年仕事をした経験の持ち主である。



祇園の町家をリノベーションした店内で展開する料理。

この日はカウンターで食事をした。



スタートはウニとウニのブリュレ、イチヂクにポップコーン。
15090997.jpg

一見濃厚と思える一皿だが、予想以上にすっきりと胃袋に収まってゆく。



二皿目はイカのカルボナーラ。
15090900.jpg

イカをパスタのように切り、カルボナーラ仕立てとする。

イカの歯ごたえはアルデンテを思わせる。



温度卵とチーズ・ベーコンの味わいはまさにカルボナーラ。

温度卵を崩すと味わいに深みが生まれる。
15090903.jpg



トウモロコシのフリットに海老のソース。
15090906.jpg

トウモロコシの甘味を生かし、海老のコクが相乗効果となる。



夏野菜のソースアルルカン。
15090908.jpg

野菜に応じた火入れ。

ハーブの香りが生きている。



魚はアラの料理であった。
15090912.jpg

付け合せは焼きリゾットにアメリケーヌソース。

アラのゼラチン質を感じる味わいが印象的であった。



肉はカイノミだ。
15090917.jpg

ソースは枝豆のソースと味噌をきかせたソースの二種。

牛肉は中勢以のものを使用。

ソースによって味が微妙に変化。



デザートはバナナ。
15090918.jpg

サブレにレモン風味のメレンゲ、ナッツに酸味のピュレ。



メイプルシロップのアイスクリームの
フロマージュブランのヨーグルト、マンゴーのソース。
15090920.jpg



エスプレッソ。
15090922.jpg



フランスでの11年の経験をベースとして
京都つまり日本で料理をつくる意味と役割を考えたものだと感じた。


山地シェフの思いが料理という言葉で語りかけてきた。



「山地陽介」
京都市東山区祇園町南側570-151
075-561-8001

投稿者 geode : 10:13

2015年9月 8日

「お箸処 北諸」 宮崎・都城・お箸処


先週、宮崎県・都城市に行ってきた。

豚や猪、鶏などの取材。

帰る日の昼ごはんに迷った。

現地の知人に連絡し教えてもらった「お箸処 北諸」である。
15090820.jpg

宮崎牛のひつまぶしがあるという。

迷うこと無く注文。


先付けに酢豆腐。
15090813.jpg

豆腐に酸味のあるだしがかかっている。



やってきた。

宮崎牛のひつまぶし。
15090814.jpg

薬味、茶碗蒸し、味噌汁がつく。



食べ方は、

まずはそのまま。

次に薬味を入れる。

そしてだしをかける。

つぎは、いちばん好みの食べ方で。



そのまま。
15090817.jpg

上質の宮崎牛はあまからい味付け。

それが旨みと一体化。



つぎに薬味をいれる。

山葵の辛さがエッジをたてる。

これもいい。



そしてだしをかける。

お茶漬けのイメージだ。

まろやかになってゆく。



再びは、薬味を入れるタイプとした。

山葵の力は大きく、味わいに輪郭がうまれたのだ。



宮崎牛のひつまぶし、良いメニューである。



「お箸処 北諸」
都城市志比田町11033-3
0986-24-3700

投稿者 geode : 10:22

2015年9月 7日

「京風中華 八楽」 京都・下河原・中国料理



京都・東山にある「京風中華 八楽」。

カウンターだけ、祇園の名店「盛京亭」の出身だ。

刺激的な香辛料を使わずあっさりした味わいに仕上げる中華料理。

この種の料理を定期的に食べたくなる。





冷やし野菜。
15090764.jpg

タケノコ、椎茸、人参などが細かく切られ味付けされる。

サラダのようでおひたしのようでもある。
中華でもあり和の要素も感じる一品といえる。





若鶏の唐揚。
15090767.jpg

この衣のサクッと感はなんだろうと思うぐらい。

その反動ともいうべき肉汁の溢れ具合が見事だ。

ペロリと胃袋に一直線である。





春巻き。
15090772.jpg

ここのは中身がトロリである。
野菜の甘味とスープのうま味が渾然一体となって
春巻きの皮にまかれている。
熱いので十二分に気をつけなければ。
初めて食べる人は驚く食感である。





九条ねぎとかに身の巻揚。
15090777.jpg

ねぎが主役かと思うほどにねぎの風味と味が生きる。

冬場になるとその印象はもっと高まる。





水餃子は手前が海老で、奥がニラ。
15090779.jpg

形状は同じだが、ニラの鮮烈な香りが残る。





酢豚。
15090783.jpg

優しい酸味とおだやかな甘味の饗宴である。

タマネギの軽い火の通し具合も適切だ。





揚げそば。
15090788.jpg

あくまでカリッと揚がったそばに
野菜たっぷりのあんがかかる。

これも結構ボリュームありである。





いつ訪れても安心感がある料理店だ。





「京風中華 八楽」
京都市東山区上弁天町
075-541-5898

投稿者 geode : 10:09

2015年9月 4日

「心斎橋でりしゃす」 大阪・心斎橋・鉄板焼き


大阪ミナミ。

うまいもんストリートにある鉄板焼きの店。
15090446.jpg

いつも店内は活気に溢れ、マスター・吉村さんの元気も魅力のひとつだ。


この日は5名での食事。


まずは豆腐から始まる。
15090417.jpg



銀杏が香ばしい。
15090419.jpg



だだちゃ豆は甘い。
15090420.jpg



椎茸はコクあり。
15090422.jpg



タマネギと蓮根は熱を加えることで甘味増加である。
15090424.jpg



ピーマンとじゃこは鉄板の組み合わせ。
15090427.jpg



吉村さんは常に話しながら場を盛り上げる。
15090430.jpg



秋の訪れを告げる秋刀魚。
15090431.jpg



北海道・仙鳳趾の牡蠣。
15090434.jpg



ぷるんと肉厚。
15090438.jpg



鶏も旨み充溢。
15090435.jpg



ハンバーグは限界までの柔らかさ。
15090439.jpg



トウモロコシは生でかじる。
15090441.jpg



ビフカツサンド。
15090444.jpg

野菜を別に挟んだところがポイント。



しじみの味噌汁で締め!
15090445.jpg



この店にやってくると元気になるのだ。



「心斎橋でりしゃす」
大阪市中央区心斎橋筋2-1-3
06-6212-0093

投稿者 geode : 10:50

2015年9月 3日

「二位」 神戸・元町・中国料理


神戸の中華料理「二位」。
15090313.jpg

一旦休止していた営業を再開。

4名の食いしん坊で出かけた。



前菜は蒸し鶏から始まる。
15090384.jpg

白髪ネギと香菜の香りと味でぐっと鶏が引き締まる。


次のトンポーロー、薄セロリ四川ガーリックソースにも香菜がたっぷり入る。
15090389.jpg

トンポーローの滑らかな食感とセロリやガーリックの味が複合的に加わり、
忘れられない味わいであった。

リンゴの酸味と甘味も生きる。



取り皿に盛るとこんな感じ。
15090391.jpg



海老と手羽先朝天唐辛子甘辛炒め。
15090394.jpg

この唐辛子の辛味と香りが鮮烈。

海老の味わいが変わった。



手羽先も可愛い。
15090395.jpg



空芯菜強火炒め。
15090398.jpg

強火の力で空芯菜のシャキ感が残る。



はも天ぷら豆鼓ソース。
15090301.jpg

豆鼓をまとったはもはコクが出る。



水煮牛肉。
15090304.jpg



15090306.jpg

山椒の辛さと痺れを生かした料理。

野菜の甘味とのバランスよし。



締めは渡り蟹のあんかけ炒飯。
15090312.jpg

炒飯のパラパラ感とあんかけの合体。



非常に繊細で味わい深い献立であった。

リピートしたい一軒である。



「二位」
神戸市中央区北長狭通3-2-9 ジョイビル1F
078-334-7291

投稿者 geode : 10:16

2015年9月 2日

「中國菜 火の鳥」 大阪・伏見町・中國料理


「中國菜 火の鳥」。
15090208.jpg

今年伏見町に暖簾を掲げた新星である。

すでに評判は高く、同業者の訪問が多いと聞く。


単品、コースともに対応というのがうれしい。

この日は、やや遅めに入店。


店主の井上さんと話しながら
鶏と葱の煮込みそばと肉しゅうまいを頼む。



この鶏と葱の煮込みそばが鮮烈であった。
15090202.jpg

スープの濃度がすごい。

時間の経過とともに濃度がましてゆくような感じ。

「丸鶏、もみじ、ミンチ肉などを入れています」と話し

「王道のこのメニューが出るのがうれしいです」とも付け加えてくれた。

麺にスープがからむことからむこと。

麺がスープと合体したくて仕方がないという表情を見せるほどだ。



肉しゅうまい。
15090205.jpg

これは予想をはるかにこえる柔らかさ。

口に含んだ途端に液体が口の中に充ちてゆくのだ。

豚肉のエキスが透明な液体となっている。


一つ目はそのまま。肉の味わいを濃密に感じる。

二口目はラー油を少しつける。甘味が増す。

艶やかな肌ざわりというのだろうか。

思わず笑みがこぼれてきた。



「だいぶ慣れてきたので、メニューの数を増やそうかと思っています」とのこと。

これは楽しみである。



「中國菜 火の鳥」
大阪市中央区伏見町2-4-9
06-6202-1717

投稿者 geode : 10:17

2015年9月 1日

「ミチノ・ル・トゥールビヨン」 大阪・福島・フランス料理


「ミチノ・ル・トゥールビヨン」のオーナーシェフ
道野正さんとの付き合いはおおよそ30年近くになる。

アメリカ村に「シェ・ワダ」というレストランがあり、
そこに道野シェフがやってきた時からである。
そこから豊中、そして福島へと。

オーナーシェフとなり26周年となる。



土曜日のランチにでかけた。
ゆったりした時間の流れの中で久しぶりに道野シェフの料理を食べた。

シェフは60歳を過ぎた。
還暦を迎えたのも数年前となった。

しかし、知り合った当時とそのエネルギーは変わらない。
それが道野シェフらしいところでもある。




自家製ハムのサラダ メロンとヨーグルトの冷製スープ。
画像なしです。
サラダにはナス、オクラなどが入り、柔らかな酸味。
メロンを小さな角切りにして食感の楽しみを演出。




海老とグレープフルーツ、ズッキーニ、プチオニオン、
トマト、人参などが入ったグレック。
15090151.jpg

彩り鮮やかな一皿。シェフにしては優しい味わい。




豚肉フィレ肉のロースト。
15090153.jpg

アンチョビ風味の赤ワインソース。
椎茸と海草のパウダー。
ベーコンとごぼうの付け合せ。
これも軽やかである。
豚肉もフィレ肉なので、スッと胃袋におちてゆく。




デザートは青柚子のパイ、ヨーグルトパルフェ、イチヂクとぶどう。
15090154.jpg

青柚子のパウダーが少しかかる。
香りが立ち上る。




食後はエスプレッソを飲みながら
シェフと料理や趣味の世界(眼鏡やクルマ、洋服など)の話題へと。
15090157.jpg





「ミチノ・ル・トゥールビヨン」
大阪市福島区福島6-9-11神林堂ビル 1F
06-6451-6566

投稿者 geode : 10:10