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2010年12月28日
「民生 廣東料理店」 神戸・南京町・中国料理
午前中神戸で打ち合わせ、
午後からも神戸で取材という一日でした。
ランチは、
ホントに久しぶりの南京町「民生 廣東料理店」です。
まずはカイランの炒め物。
この野菜に出会うことは少ないのですが、
独特のコリッとした歯ざわりが好きです。
嬉しかったですね。
炒飯も特別な材料が入っているわけではないのですが、
美味です。
油の回り方が見事。
イカの天ぷら。
これは必ず頼んでいました。
表面の香ばしさに続く、
イカのうま味にいつも満足です。
中華そば。
これもしっかり味です。
懐かしい味わいを堪能しました。
ときにはこんな中華料理もいいものです。
民生 廣東料理店
兵庫県神戸市中央区元町通1-3-3
078-331-5435
投稿者 geode : 10:55
2010年12月27日
「祇園 大渡」 京都・祇園・日本料理
予約が難しくなりつつある「大渡」。
年に数回一緒に食事をするメンバー
(二人は東京から)5名の会食です。
福井のかぶら寿司を解体、再構築した一品。
蟹とカブラが入り、
井戸水で作ったジュレがかかります。
椀物は白味噌仕立で、
椀種はくじらのコロとゴボウ。
これは美味です。
蟹を捌く大渡真人さん。
津居山のセコ蟹。
こっぺです。
これはシンプルですが、
舌を覆いつくす旨さです。
鯖寿司には赤かぶの千枚漬けがプラスされます。
この組み合わせが素晴らしい。
氷見のブリです。
山芋の昆布締めを合わせるところなど
大渡さんの特色です。
椀物は大根とカラスミ。
焼いたネギが入ります。
出汁はすっぽんからも取っています。
濃厚な味わいとネギの香ばしさも合います。
柚子釜ならぬ柚子風呂。
白子のペースト、カリフラワー、ピスタチオが加わります。
これもアイディア豊かな一皿。
琵琶湖の本モロコ。
海老芋をシンプルに。
いいですね。
すき焼きも登場です。
温泉玉子が魅力的。
炊き立ての御飯は見事。
漬物があり、
ちりめん山椒も。
おこげです。
パリポリした食感も
楽しく美味。
わらび餅に
抹茶です。
いつもながらの楽しい食事の時間です。
祇園 大渡
京都市東山区祇園町南側570-265
075-551-5252
投稿者 geode : 11:37
2010年12月24日
「カ・セント」 神戸・中山手・スペイン料理
メリークリスマス!
久しぶりの
「カ・セント」。
行ってみましょう。
突出しは
和牛とグアンチャーレをピザ生地の上に乗せたもの、
脂分にオゼイユの香りが生きます。
菊芋の茶碗蒸し仕立て。
細切りのトリュフです。
北海道 仙鳳跡産の生カキにゴボウのピュレ ほうれん草、
シャンパーニュソース。
スモークの香りも利いています。
アンチョビの旨さ、
タマらないですね。
ツバスです。
モホソース和えです。
シンプルにして旨味十分、
パルマ産クラテッロの生ハムとチーズのムースです。
パンは、
「サ・マーシュ」。
フォアグラのテリーヌ オレオ風。
カカオのムースが入っています。
やや甘みがあります。
河内鴨のソーセージにジャガイモのピュレ。
この河内鴨のおいしさは格別です。
白いポレンタに鱈のブランダード。
しっとり感あり。
アーモンドのガスパッチョ、
本物のスパニッシュ。
ズワイガニのコルネ、
色彩、美しき。
静岡産手長海老のソテー、
黄色いのはニンジンのピュレ。
海老の殻で作ったメレンゲ。
今日届いた野菜たち。
ソースは溶かしバターに黒インゲン豆のピュレを加えたもの。
このコクが良いんです。
河豚のソテー。
九条ネギとアサリの利いたソースです。
青首鴨のロースト。
火入れ、
やや浅いかのように見えるのですが
素晴らしくきちんと入っています。
ヴァレンシア風おじや。
甲殻類のスープは見事です。
身体が喜びます。
デザート三皿。
まずは、
紅茶のムース
続いて、
はかなげな
青リンゴのシャーベット
そして
ティラミス。
どれも興味の湧く仕上がりです。
神戸の「グリーンズ コーヒー ロースター」の巌さんが、
「カ・セント」オリジナルで作ったコーヒーです。
すっきりと良い感じです。
シェフ・福本伸也氏の風貌も堂々たるものでした。
カ・セント
神戸市中央区中山手通4-16-14
078-272-6882
投稿者 geode : 10:23
2010年12月22日
「津むらさんの料理」 日本料理
昨年春に幕を下ろした「津むら」という料理屋さん。
津村さんは、現在、ときおりイベントで料理を作ったりします。
ときには個人のお宅で料理を作ることもあるようです。
この日は友人宅で彼の料理を愉しむ宴でした。
スタートは
セコガニ 生ウニ 酢ゼリー 花穂紫蘇。
津村さんの懐かしい献立です。
一気にお店で食べた記憶が蘇るのです。
甘鯛 からすみ餅あられ包み 芽ネギ。
からすみ餅のうま味と甘鯛、
出汁の味わいが盛り上がること、盛り上がる。
こういったうま味の合わせ方も津村さんならでは。
造りは能登の鰤 土生姜 山葵 大葉。
この鰤の脂の乗り具合は凄まじいものがあります。
ハラミには参りました。
和歌山鯖昆布締め 土生姜。
香りの立ち方に味の深さです。
穴子と海老芋のべっこう餡 山葵。
これも津村さんの十八番です。
これを食べ、なんど興奮したことか。
自家製スモークサーモン トリュフ。
このトリュフには驚きです。
サーモンのねっとりに
トリュフの香りがまたよく合うのです。
子持ち鮎の甘露煮。
これも濃厚なうま味です。
白御飯が欲しくなりました。
若布と鹿児島新筍 木の芽。
ほろ苦さも味わいです。
季節の先取りですね。
但馬牛たたきポン酢 野菜。
ポン酢の威力もあるのでしょうが、爽やかな牛です。
白ごはん、
じゃこ 香の物も。
ほっとしました。
この日いただいたワイン達です。
久しぶりによく語り、よく飲み、よく食べた夕餉でした。
津村さん、またお願いします。
投稿者 geode : 11:55
2010年12月20日
「明治軒」 大阪・心斎橋・洋食
昨年「翼の王国」の取材や「魔法のレストラン」でお世話になった
大阪・ミナミの洋食屋「明治軒」。
若い頃は、いろんな仲間とミナミで遊んでいた時によく伺いました。
「ジャズと洋食が好き」という先輩とはホントによく行きました。
揚げ物ならここか、
もしくは御堂筋沿いにあった「なにわ」でした。
あの頃の
「明治軒」では「串コロにオムライス」が定番でした。
つまり
「串5本」にクリームコロッケの「コロ」、
そして「オムライス」が付いたメニューです。
昨年取材時に、そんな思い出話をすると
「串コロとオムライスを注文される方は年配の方です」とのこと。
最近の若い人は、そんなに食べないようです。
というわけで、
この日は串5本にオムライス(それもミニ)にしました。
まぁ、若い人たちの真似をしている訳ではないのですが、
年末宴会続きの胃袋にはそのほうがいいかと判断したのです。
来ました。
串5本、これはペロリです。
オムライスも速攻。まだいけましたね。
次回は、往年のメニューで参ります。
串のあの薄さにして満足感は見事です。
他の店では味わえないもの。
オムライスもしかり、歴史を感じさせながら、古さがない。
素敵な献立です。
また伺いたい一軒です。
明治軒
大阪市中央区心斎橋筋1-5-32
06-6271-6761
「蕎麦 たかま」 大阪・天七・蕎麦
週末の昼下がり。
大阪・天神橋7丁目の
蕎麦屋「蕎麦 たかま」を訪れました。
時刻は、13時近く。
店内は空いていました。
オーダーは
玉子焼きと、
鴨汁蕎麦にしました。
出汁をたっぷり含んだ玉子焼きは、
ふくよかでうま味をしっかり感じる味わいです。
色艶も美しく、この玉子焼きがテーブルに届くと、
宝石箱を開けたときのような輝きやツヤなのです。
そこへ
醤油と大根おろしをかけます。
この二つが加わると、玉子の味が急にしまってくるのです。
調味するのです。
さて鴨汁蕎麦。
十割にしてのこの細さ。
訪れる度に驚きを覚えるのです。
技術と精神の集中力。
香りも高く、まず蕎麦だけを手繰ります。
野生の風景を思わせる香りと歯応え。
次に鴨汁を飲む。
鴨の脂がうま味となっています。
喉が鳴るのです。
そこに少し蕎麦をつけ、一気にすする。
甘い空気と共に蕎麦が喉を軽やかに刺激し、
滑ってゆき、同時に鴨汁の濃厚な味わいがかけてゆく。
出汁を少し付けたり、鴨を食べたり、また葱が甘い。
そんな繰り返しが楽しい。
食べ終わる頃には、すっかり店内は満席となり、
活気を呈していました。
週末の午後、とても気持ちのいい時間の流れでした。
蕎麦 たかま
大阪市北区天神橋7-12-14 グレーシィ天神橋ビル1号館
06-6882-8844
投稿者 geode : 11:15
2010年12月17日
「いか里」 大阪・北新地・日本料理
「あまから手帖」関連の忘年会です。
奥の座敷での食事です。
突き出しは、百合根のマッシュに卵、レンコン、菊菜などです。
おだやかなスタートを切りました。
続くスープです。菊菜と小蕪のスープです。
なかなか濃厚。小蕪を少し炒め、水でしっかり炊く。
そこに多量の菊菜を入れ液体にしたスープです。
造りは、平目とサワラ。
平目の旨み凝縮の味わい。
椀物は、せこがに、フグの白子、湯葉。
種のボリュームしっかり。「かに汁です」と大将はおっしゃってました。
料理人の個性が光る一品です。
帆立の貝柱には葱を炒めたものを乗せる。
やや香ばしい香りが効果的です。この濃さも特徴ですね。
甘鯛となす。ソースは伊勢海老。いわばアメリケーヌです。
これも甲殻類の旨みがどんどん押し寄せてきます。
かなり濃厚シリーズが続いたと思っていると、出てきたのが牛肉です。
なんと上にはフォアグラ。付け合せは鹿児島のタケノコ。
フォアグラと牛肉(ヒレ)の相性も見事。
ソースは玉ネギなどをとろとろになるまで詰めたもの。これも旨い。
そして昆布の舟に入ったカキ。
昆布から出る旨みを吸ったカキ。
「鰻の蒲焼」です。
タレの旨さも乗っかってきます。
ご飯には卵焼き。
しっかり味がついています。
デザートの写真を忘れましたが、
オロブロンコ(グレープフルーツと文旦の交配)とミルクアイスと小豆。
最後まで攻めの料理がずっと続きました。
大将の個性がじつによく表現されていたメニューでした。
いか里
大阪市北区曽根崎新地1-6-12
06-6341-0741
2010年12月16日
「トラットリア バール イル・ギオットーネ」 京都・四条綾小路・イタリア料理
別名「広域暴飲暴食団」の組長、若頭という
食いしん坊仲間達と遅めのディナーです。
今年開店の
「トラットリア バール イル・ギオットーネ」です。
まずは
前菜の盛り合わせ。
ボリューム結構たっぷりです。
「これだけ食べれば、後が入りにくくなりますね」。
岡山吉田牧場のチーズ「カチョカバロ」です。
焼き方も素晴らしい。
形が崩れないよう、しっかりカリッと焼いてあるのです。
チーズに何かを合わせるのは、
次の楽しみにしておきましょう。
お薦めのパスタ2種。
鯖とウイキョウのパスタ。
これが滅法ウマイんです。
鯖の新鮮さと調理がピタリです。
ウニのパスタ。
ウニの香りや味わいと、
旨みのハーモニーが生まれてくるのです。
そしてラストは
相当な迫力のミラノ風カツレツです。
イケます。
ボリュームもさることながら、
噛み応えなども楽しい食事となりました。
エスプレッソを一杯飲んで、締めました。
トラットリア バール イル・ギオットーネ
京都市下京区綾小路通烏丸西入ル童侍者町159-1
四条烏丸センタービル1F
075-344-4711
投稿者 geode : 10:51
2010年12月15日
「ザ・ガーデン・オリエンタル京都」 京都・下河原・イタリア料理
京都で講演があり、その事前の打ち合わせも兼ね
「ザ・ガーデン・オリエンタル京都」で
ランチミーティング。
前菜は
三種盛り合わせ。
レンズ豆のサラダ ブルスケッタの上にレンズ豆。
鴨のロースト 胡桃と無花果です。
帆立のカルパッチョ、レモン風味。
パスタは
霧島豚の煮込みとゴボウのスパゲッティーニ。
豚の脂分とゴボウと絶妙なバランス。
旨い。
天然ブリのパン粉焼き マントバソース。
ブリの甘みをたっぷり感じるのが天然ですね。
良い料理です。
デザートは
アールグレイのタルト。
結構香りもあるのが幸せ。
どの皿も「熱々」というのは良いですね。
ザ・ガーデン・オリエンタル京都
京都市東山区八坂通下河原東入ル八坂上町366
075-541-3310
投稿者 geode : 10:17
2010年12月14日
「イタリア料理 ビベロン」 京都・御幸町・イタリア料理
久しぶりの「ビベロン」。
ランチです。
玉ネギのスープから始まります。
これが甘いんです。
身体も温まります。
いろいろな野菜とフルーツ 海の幸のテリーヌ
サラダ添え。
サーモンにパプリカ、ニンジン、
ズッキーニ、大根などが入り、
見た目にも美しいテリーヌ。
気持ちが喜びます。
パスタはカルボナーラです。
これが濃厚。
卵は大原・山田農園を贅沢に2個使用。
旨みもコクも素晴らしい。
黒胡椒の香りも利いて素敵なカルボナーラです。
デザートは
右斜め上からカッタラーナ、
手前にリンゴのタルト、
そしてクルリと可愛いロールケーキです。
甘さがまろやか。
そして
エスプレッソで締めくくり。
食べ終わると結構なボリュームで
満足、満腹でした。
イタリア料理 ビベロン
京都市中京区御幸町押小路上ル東側2軒目
075-231-1539
2010年12月13日
「トゥールモンド」 大阪・土佐堀・フランス料理
『あまから手帖』の連載「料理理科」が終わりその打ち上げです。
場所は、大阪・土佐堀の
フランス料理店「トゥールモンド」。
スタートは
カキのショーフロア。
クリームソースですね。
北海道昆布森のカキ。
プリッと味の濃いカキでした。
塩キャラメルをイメージした
奥の玉ネギトリュフと
手前のトリュフのクロメスキー。
玉ネギの甘みとトリュフの味や香りとのマッチング。
コロッケ、クロメスキーは旨いんです。
フェザンのムースと
そのブイヨンのエキューム リースリングのジュレとアーモンド。
これは傑作です。
フェザン、雉の熟成感のある味わいに
他の味わいを重ねることで見事な仕上がりとなりました。
フグ入りジャンボンペルシェと
ラビコットソース。
フグと豚足、
ゼラチンつながりの一品も素敵でした。
スープ・ド・ポワソン。
甘海老特有のコクや香りに
グリエールチーズの
濃厚さのバリエーションも愉しめます。
真鱈と白子のグラチネ
じゃがいも・にんにく・ミルクのソース。
野菜と真鱈、
野菜と白子、
このハーモニーが面白かったです。
エゾ鹿背肉のロティ キノコと栗のニョッキ
ソース・ポワブラード。
ジビエの季節です。
この季節感を前面に押し出した料理。
やはりこういった料理を食べると
安心感と嬉しさがミックスです。
フロマージュ2種。
ピエール・ロベールと
ニュイドール・アフィネ・オピノニソワール。
デザートは
タルト・タタンとリンゴ飴。
見事です。
プティ・フール3種。
左から
ガナッシュ、ギモーヴ、ビスキュイ・ココ。
コースの組み立ても素晴らしい。
高山龍浩シェフのプレゼンテーションは見事でした。
トゥールモンド
大阪市西区土佐堀1-4-2 西田ビル1F
06-6444-8819
2010年12月10日
「木乃婦」 京都・新町仏光寺・日本料理
先月訪れたサンフランシスコ「CIA」。
その打上げを現地で料理を作ってもらった
高橋拓児さんの「木乃婦」で行いました。
前菜です。
このわたの茶碗蒸し
栗の白和え
唐墨とカブラ。
色合い、食感、いずれも異なり、見事なスタートです。
ふぐの薄造りと煮こごり。
ポン酢を付けると
ぐっとふぐの旨みが出てきます。
モンゴウイカと車海老の造り。
車海老には黄身が付きます。
どちらもねっとり。
椀物はハマグリのふわふわ真丈。
ほんとふわっとした食感に
ハマグリの身が時折歯に当たります。
これが旨いんです。
香箱蟹、いわゆるこっぺです。
ショウガとジュレが利いています。
嬉しい一皿。
名物フカヒレ鍋。
濃厚な胡麻豆腐との相性というか、
胡麻豆腐の存在感が素晴らしい。
御飯は、
平茸、舞茸とマナガツオの焼物。
このコンビネーション、良いですね。
そして
味噌汁が付きました。
デザートも
ココナッツアイスにイチゴ、
ソースはイチゴのエスプーマです。
まあ、なんとも隙のないコースの流れ。
高橋さんの実力ですね。
木乃婦
京都市下京区新町通 仏光寺下ル岩戸山町416
075-352-0001
投稿者 geode : 11:00
2010年12月 9日
「祇園おかだ」 京都・祇園・日本料理
顔見世が終わった中村歌六さんと、
岡山からチーズ作りの吉田全作夫妻との食事。
ラストオーダーの遅い祇園の「おかだ」です。
突出しは
蟹味噌豆腐のべっこうあん。
身体も気分も温まります。
刺身は
天然のブリです。
艶やかで脂のノリの旨さ。
きずし。
これも脂を感じる鯖です。
こっぺ蟹。香箱蟹とも呼びます。
松葉の雌ですね。
これが滅法旨いんです。
身も味噌も卵の濃厚です。
てっぱい。
酸味とフグの食感が素敵。
小芋の唐揚げ。
何のことは無いのですが、
小芋の身質が細やかで見事。
天然ブリの窯の焼物。
この脂もすごい。
大根おろしとポン酢でちょうど良い塩梅です。
おこげのキノコあん。
まるで中華のおこげ料理のような感覚、
結構味は濃く、食べ応えありの一品です。
こっぺどんぶり。
これは反則技のような味わいです。
鮭茶漬けも、
鮭たっぷり。
満足感高しです。
寿司も一品もかなりの献立ありなので、
いろいろな食べ方や楽しみ方があるのです。
使い勝手のいい割烹です。
祇園おかだ
京都市東山区祇園町南側570-6
075-551-3200
投稿者 geode : 10:16
2010年12月 8日
「料亭 いか里」 大阪・北新地・日本料理
新しくなった北新地の「いか里」です。
男性13名の会食。
まずは
温かい海老のスープから始まりました。
甲殻類の味が利き、胃袋を元気にするのです。
大将・木村篤司さんの得意技です。
次は一転して
優しい海老と百合根など。
このメリハリには驚きました。
造りは相当に脂の乗った
べっこう色ともいえる鯛でした。
写真を取り忘れました。
椀物は
すっぽんの出汁にフグの白子です。
このマリアージュはいい感じでした。
続いてふぐ。
煮こごりにキムチを使った味付け。
イケますね。
牡蠣。
味噌が利いた味わい。
それにも負けないプリッとした身質。
フカヒレです。
これも得意の一品。
牛ヒレ肉が出ました。
上品な味わい。
甘鯛と帆立。
柑橘はシークワーサー。
柔らかな酸味がいいです。
カニの出汁で味を含ませた
蕪とほうれん草。
タンのカレー。
ここでこれを供するのも木村さんです。
シャーベット
締めがすごかった。
善哉です。
小粒の小豆が程良い甘さでした。
これにはやられました。
この日は、かなり変化に富んだ構成でしたが、
楽しめる献立でした。
北新地 料亭 いか里
大阪市北区曽根崎新地1-6-12
06-6341-0741
投稿者 geode : 11:20
2010年12月 7日
「吉冨寿し」 博多・舞鶴・寿司
博多で大好きな寿司屋さん。「吉冨寿し」です。
昼に伺いました。
店内はすっきりとした雰囲気。
醤油の置き方がいいですね。
まずはふぐです。
食感がいい。
赤むつ。
軽く炙っています。
帆立の貝柱。
甘い。
マグロは奄美大島から。
酸味が素晴らしい。
そのづけです。
しめ鯖。
脂ののりがいい。
サワラの一夜漬け。
脂を持つのでいい具合。
平目。
小鯛の昆布締め。
うま味が増します。
穴子。
赤貝。
イカ。
紅芯大根。
さっぱりです。
かつお。
カマス。
これも炙っています。
海老。
これで締めました。
ほとんど近海の魚を使い、赤酢の寿司。
博多に来ると立ち寄りたくなる一軒です。
「吉冨寿し」
福岡市中央区舞鶴3-6-23 サンハイツ舞鶴 1F
092-741-3490
投稿者 geode : 19:06
2010年12月 6日
「サグラ マーブル トレ」 大阪・本町・イタリア料理
「日清フーズ」&「「あまから手帖」のイベントです。
場所は大阪・本町の「サグラ マーブル トレ」。
料理人は「ジョヴァノット」の上村和世さんと
「サグラ マーブル トレ」の溝口淑之さんの二人の饗宴。
この二人は以前「マーブル トレ」で
シェフとセカンドという関係でした。
この日は
「青の洞窟」というソースを使ったメニューが中心です。
突き出しは
鴨のフォアグラのフリット バルサミコソース。
フォアグラのコロッケですね。
食べると中から
甘みとコクのあるフォアグラが溶け出してきます。
前菜は4種盛り。
仔羊ロースのボリート バーニャカウダソース。
火入れがいいです。
アオリイカと白インゲン豆のサラダ ボッタルガ添え。
イカの食感が生きています。
大山鶏のポルペッティーニのパニーニ。
ハンバーガーですね。
甘鯛のエスカベーチェ。
甘鯛のうろこをカリッと焼いたのが付きます。
和の技法です。
一つ目のパスタは
ペペロンチーニ、クワトロフォルマッジョ、ボンゴレロッソの
3種類からチョイス。
僕はクワトロフォルマッジョを選びました
ナッツのローストを乗せたパスタ。
この食感と香ばしさが魅力です。
キッチンも良いムード。
このチームの力に、
美味しさを生む勢いが伝わります。
次は溝口さんのパスタ。
河内鴨とポロネギのラグーソーススパゲッティ
スモークしたムネ肉と山ゴボウのフリットを添えて。
河内鴨が旨いのです。
そして上村シェフのデモンストレーション。
これは和牛テールのストゥファットとアピオスのスパゲッティ
マスタードスプラウトのエッセンス。
濃厚なソースとパスタの絡みが見事です。
ドルチェは、
ピエモンテ風チョコレートプリンボネットと
ドラゴンフルーツのジェラートの盛り合わせ。
二人の息の合ったパフォーマンスと
味わいで堪能した二時間でした。
サグラ マーブル トレ
大阪市中央区南本町2-4-16
06-4964-0555
投稿者 geode : 12:18
2010年12月 3日
「京都ネーゼ」 京都・三条木屋町・イタリア料理
師走の京都は南座の「顔見世」です。
出演中の中村歌六さんと食事。
舞台の終わりが午後10時なので、
その時間以降に入店可能な
「京都ネーゼ」となりました。
まずは
バーニャカウダからです。
野菜の食感とバーニャカウダソース、
バランス良しです。
次は淡海地鶏・内臓のスモーク。
これは器の中で瞬間スモークします。
煙の香りが付いた内臓。
それぞれ火は入っていますが、
これも新鮮な食材だからできることです。
次は大原・山田農園の卵を使ったカルボナーラ。
黄身を五個使用という濃厚タイプです。
しかし、この濃さを知ってしまうと、
これがスタンダードになってしまいます。
これには少し唸ってしまうのです。
もう一品はキターラです。
ソースはせこ蟹の内臓や身の部分。
これもまた
甲殻類の旨みを一身に背負った味わい。
デザートはスフレです。
ここに卵は五個入り、おまけに上には黄身が乗っている。
なんと卵の味わいが生きたスフレでしょう。
もう一つ、
黒糖アイスのシュークリーム。
旨いです。
夜遅くからでも、いろいろな食べ方ができる一軒です。
中村歌六さんも、すっかり気にいられた様子です。
京都ネーゼ
京都市中京区三条通木屋町上ル三件目
三条木屋町ビル3階
075-212-2129
2010年12月 2日
「情熱うどん 讃州」 大阪・中津・うどん
「あまから手帖」編集会議が終わり、
編集者と昼食です。
何軒かよく訪れる店があるのですが、
この「讃州」は頻度の高い店です。
この季節なので、温かいうどんを選びました。
「ちく天きつねうどん」です。
いつもは「ちく天玉ぶっかけ」が多いのですが、
今回はきつねを選択です。
うどんはいつものことながら見事な仕上がり。
コシ、喉越しも素敵です。
そこに甘いきつねがからむのですが、
これが良いバランスです。
ここに鶏の唐あげをトッピングしました。
メニューによってはうどんに乗せることもあるのですが、
きつねがあるので、この日は別添えで食します。
しっかりボリュームもあり、満足でした。
「情熱うどん 讃州」は訪れる度に、
メニューの変化があり、
店主の意気込みを感じることができるのです。
情熱うどん 讃州(さんしゅう)
大阪府大阪市北区豊崎3-4-12
06-6377-5555
投稿者 geode : 10:37
2010年12月 1日
「ル・リオン」 東京・恵比寿・フランス料理
東京で先輩のデザイナーとランチ・ミーティング。
恵比寿駅東口そばのビストロ「ル・リオン」です。
外観はメニューを記した赤い看板。
夏はテラス席であろうと思われるスペースに囲いがあり、
そこではストーブがたかれています。
まずは、
アミューズにグリエールチーズが出ました。
厨房に一番近い席でした。
そこでパンをザクっと切る音が聞えてきます。
この音色がなんともおいしそうです。
昔の「ジャン・ムーラン」を思い出しました。
パテドカンパーニュ。
付合せは自家製のバターナッツカボチャのピクルス。
カンパーニュは優しい味わいでした。
先輩は、ローストポークのオーダーです。
なんともピンク色した色合いがいいですね。
脂分もきれいで、甘みあり。
こんなマスタードもビストロらしくていいですね。
僕はサラダ・リヨネーゼとしました。
鶏肝も入り、結構ボリュームしっかりです。
ベーコンもクルトンも利いています。
先輩のデザートは
温かいパンプディングとバニラアイス。
僕はクレーム・ブリュレです。
これは平べったいお皿で見事な仕上がりでした。
ビストロのざっくばらんな雰囲気も愉しむことができ、
良いランチ・ミーティングとなりました。
ル・リオン
東京都渋谷区恵比寿1-21-16シェソワエビス 1F
03-3445-8131
投稿者 geode : 11:25