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2023年07月05日

「日本料理 光安」 京都・西陣・日本料理

初めての訪問。
西陣にある割烹「光安」。

町家の間取りをうまくそのまま生かした室内。
二部屋のみ。
静謐な空気が流れている。

うすいえんどうのすり流し

一瞬 これはなんだろうと思う。
香りと味わい、まさに旬である。
えんどうの柔らかな味わい。
すごくいいプレゼンテーションだと思った。

 

鱧の焼き霜

包丁目の入れ方が美しい。
口当たりがじつに優しい。
じんわりと旨味も感じる。

 

雲丹とじゅんさい 出汁のジュレ

これも季節が運んできた食材。
間違いない出会い。
ホッとするのだが、余韻は長い。

 

八寸

野菜で構成されている。
冬瓜は鱧の出汁で味を含ませる。
賀茂茄子は甘めの味付け
とうもろこしも生き生きとした甘さ
オクラ、レンコン、トマト。
季節によって野菜は変わる。

 

椀物
毛蟹の薄葛仕立て

出汁の味わいと毛蟹の旨みが相乗効果をもたらす。
後半戦の喉を通過する喜び。

 

琵琶湖の若鮎 塩焼き

鮎は丸齧りするのが醍醐味。
苦味もしっかり感じる。

 

鮑の飯蒸し

鮑の食感はねっとりぐにゃり。
噛み締める楽しみ。
涙豆のコクもよし。

 

留椀

白味噌仕立てだが、蕎麦がき。
この蕎麦がきのなめらかなことには驚き。
逸品だと思う。

 

琵琶湖の鰻と枝豆のご飯

鰻の洗練された、あっさりした味わい。
枝豆と同じポジションだと思う。

 

抹茶ぜんざい 焼きあんこ餅

これも独自の世界観であった。

 

 

季節感の活かし方
オリジナルを追求する姿勢などを強く感じる。

 

 

「日本料理 光安」
京都市上京区千本通丸太町上る小山町908-12
075-366-3138

 

 

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投稿者 geode : 10:00