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2023年05月24日

「中国料理 ワンワン」 京都・上賀茂神社・中国料理

数十年振りだろうか。
あまから手帖の中華料理特集を読み、思い出した一軒。
上賀茂の中国料理店「ワンワン」。

この店を知ったのはミュージシャンの北村謙さんから。
北村さんの同級生で、かなり腕の立つ料理人という情報を得て伺ったのだ。
場所は上賀茂神社の近くである。

ビルの地階にある。
水餃子はお願いしようと思っていた。
「今日は焼豚があります」とのこと。
まずはそれを注文。

届いた焼豚は想像より厚切りである。

口に運ぶと生温かい。この温度がうれしい。
脂分の甘さを感じる。
広東スタイルの表面を甘くしたタイプではない。
豚肉が持つ甘さの表現である。
これは注文をしてよかったと感じる。

 

続く水餃子。

水餃子は皮が大事。皮の存在に驚いた。
皮は注文が入ってから手で延ばす。
口の中に入れた瞬間は皮を感じるのだが、
まもなく皮が溶け出すように消えてゆき、具材と混じった味わいに変化する。
この皮のありようはすごい。

 

酢豚

豚肉のみ 野菜入りと2種
この日は野菜入り
甘味のあるあん カリッと揚がった豚肉 理想的な酢豚である。
野菜はシャキシャキ感がしっかり残る。
インゲン豆が弾けたときの甘さも印象的。

 

春巻

薄焼き卵で包む京都ならではのタイプ。
これも水餃子同様に皮の溶け具合が絶妙だ。
具材との一体感を楽しむ。

 

ねぎそば

細かく切ったネギの存在感が見事。
ねぎそばの意味合いを強く感じる。

 

 

いわゆる町中華のジャンル。
50年の歴史 その積み重ね
また伺いたいと思った。

 

 

「中国料理 ワンワン」
京都市北区上賀茂朝露ケ原町30-19 玉屋ビル1F
075-721-3450

 

 

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投稿者 geode : 10:00