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2020年11月16日

「六曜社珈琲店」 京都・河原町三条・コーヒー店

「六曜社珈琲店」に初めて出かけたのは、およそ45年も前のこと。

当時大学に通う兄が、僕をこの店に誘った。
まさに大人の世界という感じがした。

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同時期に、兄は「イノダコーヒ」にも僕を連れて行った。
「イノダコーヒ」も素敵な空間であったが、こちらの方がなぜか緊張したのを覚えている。

おそらく兄が「六曜社珈琲店」の常連らと気軽に言葉を交わす様子に、
独特のサロン的な要素を感じていたのであろう。

中学から高校になり、珈琲店にも慣れ、次第に様々な珈琲店に足を踏み入れるようになる。
京都にも馴染みの珈琲店が増える。


いま、京都の珈琲店は、コーヒーを味わうと同時に朝食というイメージも強くなってきた。

週末の「イノダコーヒ」などは開店時から行列ができるほどだ。
また寺町三条上がるの「スマート珈琲店」も同じような現象が起こる。

そして「六曜社珈琲店」の朝食も素敵だ。
パターンはいくつかあるが、この日はフルバージョンとした。

トースト(バターかマーマレード)、コーヒー、卵、ジュースという4点セットだ。
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トーストの焼き方がしっかりしている。
サクッと焼くのだが、あらかじめパンを半分に切ってから焼く。
だからエッジがきちんと立っている。

そのトーストにやや濃いめのコーヒーが見事に寄り添う。
いや、コーヒーの味わいにトーストの焼き方を考えたのか!

卵とジュースで満足感を味わう。
週末の午前9時ごろは若い客で溢れていた。

「六曜社 珈琲店」
京都市中京区河原町三条下ル大黒町40
075-221-2989

投稿者 geode : 01:24