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2012年06月18日

「DAR AHLAM」 モロッコ・スコウラ・ホテル

パリで記者会見が終了し、翌日からモロッコ。

マラケシュから車で4時間半。
ホントに砂漠に近いところにあるホテル。

「DAR AHLAM」。
ここは、「パティスリー デ レーブ」の、オーナーが経営するホテルなんです。

ここで3泊しました。
わずか17室のホテルですが、従業員は相当います。

プールサイドから見えるのが宿泊棟です。

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まるで城のような佇まい。

このプールサイドにいるだけで、十分リラックス可能です。
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オーナーのチェリーさんは
「滞在時間が長く感じられるように、
いつも違う風景を提供したいと考えて作りました」と。

例えば、サロンに窓が何枚かあります。
その窓ごとの風景が違うように、
庭の作りなどに工夫を凝らしているのです。

もちろん、どの部屋もテーマもインテリアも異なります。

このホテルが建って10年になるようですが、
建築当時の写真が飾ってあり、
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それについてチェリーさんが説明をしてくれました。

食事は、ホテル内でも、一度として同じ場所でとることはありませんでした。
ある日のランチは、この地域はバラが有名で、
バラの谷を30分ぐらい散策をすると、
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最終地点近くの川辺に、食事のセッティングがなされていたのです。

別の日のランチは、ホテルの庭です。
まず、女性がパンを焼く姿を見学です。
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ナンと同じ要領で、窯の中にマキが燃え、
窯の壁面にパン生地を貼り付けるのです。
女性は、絶えず手に水をつけながらパンを焼きます。

そのパンが焼き上がった頃に案内されると、
庭の中に小さな川が流れる所へ案内されます。
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川原にテーブルが置かれ、
川に足をつけて食事をする仕掛けになっているのです。

またある時は、砂漠に出かけ打楽器の演奏を聞いたあと、
沈みゆく夕陽を眺めならの食事です。
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テーブルセッティングがなされ、その中でディナーを味わうのです。

バラの谷を見にゆくときの朝食はプールサイドで。
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テーブルにはバラの花が散らしてあり
チェリーさんは「今日は、バラを見にゆくからね」と。
にこやかな表情です。

最後の夜は、庭園内にこんなテーブルセッティング。
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まさに幻想的な演出です。

「僕は、考えるのが好き。なんでも好奇心を持ちます。
伝統を守りながらも、そこに新しいものをミックスする。
これが僕のスタイル」

「パティスリー デ レーブ」も、同じコンセプトです。

チェリーさんのホテルも「メゾン ド レーブ」、
つまり夢の家。

「DAR AHLAM」もモロッコの言葉で同じ「夢の家」だそうです。

チェリーさん、素晴らしい体験でした。
ありがとうございます。

「DAR AHLAM」
Douar Oulad Cheik Ali, Skoura, Ouarzazate, Morocco
+ 212 (0) 524 852 239

投稿者 geode : 01:39