門上武司のおいしいコラム

2022年02月24日

かつては河原町丸太町にあった「食堂コロンボ」が寺町に移転し店名も「寺町コロンボ」となり数年が経つ。
よりカジュアルなスタイル、イタリア菓子コーナーもあり、基本はランチから夕方まで。夜は予約のみでシェフが一人で切り盛りできるスタイルをとる。
新たなワークスタイルをシェフは考えたのである。

この日はランチ。
大好きなタラコのスパゲッティを注文。

これは「食堂コロンボ」時代からの名物・人気メニュー。
タラコという日本の食材を使いながらもイタリア人でも納得できる味わい。
一度作り方を教示してもらったのだが、バターとオリーブオイルの量が想像以上で、これならイタリア料理になるなと感じたことがある。

スパゲッティに見事にタラコが絡み、それをつなぐのがバターとオリーブオイル。なんともバランスのいい味わい。
日本人には新たな味わい、だがどこか懐かしさがある。

そこにスープと小さなサラダ、キッシュがついている。

陽光を感じる店内でシェフと言葉を交わし、昨今のイタリア料理事情を聞くなど有意義なランチであった。

「寺町コロンボ」
京都市中京区寺町通二条上ル西側要法寺前町709-2
075-241-0032

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