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2009年02月17日

「epice エピス」 京都・寺町今出川・フランス料理

京都寺町今出川下がるのフランス料理店「epice エピス」。
シェフが数日前に
フランスから帰ってきたばかりだということです。

その日、カウンター8席は僕達メンバーです。
ここはカウンターのみの楽しみがあります。
それは引き出しが付いていて……

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そこに、
ナイフ・フォークなどのカトラリーが収納されているのです!
この発想、いいですね。

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前菜は4種盛り。

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左上からカニ身のサラダ、時計回りに帆立のソテー、
ワカサギのエスカベッシュ、
サワラのラビコットソースにウズラ卵です。
どれも丁寧な仕事。

スープは金時人参です。

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ブイヨンを使わず水だけでのばしてゆくスープは、
ニンジンの味がきちんと供されています。

次の海老の料理。

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これはシェフが
「パリのランブロアジーで食べた海老の料理に感動し、作ってしまいました。
まったく別物です」との説明とともに供されたのがこの海老料理です。
ソースはカレー風味。ほうれん草を敷きそこに海老を置き、
上には胡麻入りのせんべいが乗るのです。

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まさに「ランブロアジー」と構成要素は同じです。
旨い料理です。こんな試みは嬉しいものです。

メインはフランス産鴨のロースト 赤ワインソースです。

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ジャガイモのピュレや野菜の味も生きています。

デザートは、

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上から時計回りに、愛媛県西条市の赤いキウイのタルト、
リーオーレ(米のミルクリゾット)、
チョコレートのアイスクリームです。

エピスとはフランス語で香辛料のこと。
シェフは「ひと味違った味わいの店」を作りたかったので、
この名前を選んだとのこと。
ちなみに恵比寿さんのイラストは「エピス」にかけたものです。

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epice エピス
京都市上京区寺町通り今出川下る真如堂前町105
075-222-2220

門上武司食研究所サイトに

2/05 付、
 ☆『海外通信』Paris 通信 Vol.15
   日本人のケータリンググループ“スケッチブック”
公開しました。↓

http://www.kadokami.com/

その他、
 ☆「名店の賄い」
   第四回 「ショコラティエ なかたに」

 ☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
  Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」

 ☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
  Vol.4「野飲の醍醐味」

 ☆今月の「学会」レポート
  2008年4月度「第64回 パトゥ」

も公開中。↓

http://www.kadokami.com/

投稿者 geode : 02:10