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2008年06月30日

「おがわ」   京都・堀川北山   蕎麦

蕎麦にとって真夏は、蕎麦の香りが出にくい季節であります。
そんな時期に、どのような蕎麦を供するのか、
いろいろなチャレンジがあるのです。
京都は、堀川通北山を少し西へ、
北側にあるのが「おがわ」です。
非常に美しい蕎麦が食べられる一軒です。

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夏場は、夏そばという献立があります。
小夏、無農薬賀茂トマト・キュウリ、アボカド、
みつば、みょうが、くるみ、有機ごまが入ります。
だしも利いています。

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このキュウリの青味というか苦味がじつに爽やかさを
届けてくれるのです。
夏の野菜を愉しむそば。
これをバランスよく盛り込む技術は見事なものです。
蕎麦も冷たいだし、
野菜と出会うことによって新たな愉しみが生まれました。

次に活海老の天ぷらと二八のざるそば(福井県)を取りました。
まずは天ぷら。海老は二尾、ナスやピーマンなどの野菜です。

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続いて、二八のざるは、隙のないそば。

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喉ごし、この季節の香りなど、
どれもきちんと仕事がなされているのです。
このような蕎麦を食べると、
蕎麦職人の技術の高さに驚かざるを得ないのです。

シンプルな店内には、いつも清潔感に充ちており、
居心地のいい空間となっています。

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それがすべてではないのですが、
この雰囲気もここには欠かせない要素です。

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「おがわ」
京都市北区紫竹下芝本町25
075-495-8281

門上武司食研究所サイトに

6/26付、

 ☆『海外通信』London 通信 Vol.10
  ロンドン男性の血を騒がすステーキハウス

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www.kadokami.com/

その他、

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  Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」

 ☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
  Vol.4「野飲の醍醐味」

 ☆今月の「学会」レポート
  2008年3月度「第63回 トゥールモンド」

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投稿者 geode : 01:29