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2008年03月18日

「ラッフィナート」  芦屋・親王塚  イタリアン

随分前から気になっていた「ラッフィナート」というイタリア料理店。
シェフは小坂歩武さん。

日曜日の夜に。宮川沿いの白い建物の二階です。
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少し奥まったテーブルに腰を落ち着けメニュー選びです。この時間がなんとも楽しい。

甘い人参のスプーマ 生うにとコンソメのゼラティーナ
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チューリップグラスに入った料理は、スタートを飾るに相応しいのです。インパクトがありながら、キレがいいのです。人参の甘みが利いています。これですっかり気分が高揚です。

次は、野菜を巻いた地鶏のガランティーヌ タレッジョ風味 木イチゴのソース
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ガランティーヌの下にはビーツやジャガイモが敷かれ、上にはルーコラなどが乗る。タレッジョというチーズの香りと木イチゴの味が、鶏の旨みをうまく引き出す。ボリュームもほどよく、リズムが生まれてくるのです。

雅鮎のフリット
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セモリナ粉をころもに使ったフリットです。鮎はややほろ苦さがあり、そこに野菜の甘みや塩の旨みが加わり、軽やかなながら印象深い一皿となりました。

パスタは二種。まずは徳島の特定農家で作るフルーツトマトの冷たいパスタ
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トマトの甘みと酸味、これからの季節にはぴったりのパスタです。パスタも細く、絡み具合も申し分なしです。

もう一皿は、いかなごの新子と鷹の爪のアーリオオーリオ
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ペペロンチーノなんですがいかなごが加わることでコクがプラスされ膨らみのある一品となります。前の冷たいパスタと旨みの出し方も異なり、技ですね。

メインはイベリコ豚の炭火焼き
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この豚が流石の旨みです。脂分が非常に上品で、優しい甘みです。噛む毎に無くなるのが惜しいと思ったのでした。

シチリアオレンジのソルベ
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甘いリゾットと土佐文旦のジェラート
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リゾットとジェラートの取り合わせ、いいですね。

コースを組み立てる。料理のバランスを考える。どちらも素晴らしい感覚で、流れは極めてスムースで、かつそれぞれの印象も強いというディナーでした。
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ラッフィナート
芦屋市親王塚町13-15
岸の里ビル2階
0797-35-3444

投稿者 geode : 05:36