19歳の頃。
「イタリアのBARを楽しむ」
(林茂 著/三田出版会)という本と運命的な出会いをした。
〜誰もが自分の生活環境のなかに、10や20のBARはざっと見て知っている〜
〜ほとんどの場合、イタリア人は
"ミオ・バール Mio Bar(自分のバール)"を決めており、そこに集まる〜
なんて書かれているものだから、それはもう衝撃的で。
「本場イタリアのバール文化を知りたい!」とひとりイタリアへ。
降り立った地が、なぜだかシチリア、そしてナポリだったが
3ヶ月どっぷり、バール文化を楽しみ、
その後も足繁く南イタリアへ通ったものだ。
大阪に住む私にとっての"Mio Bar(ミオ・バール)"が
京町堀にある「Punto e Linea (プント エ リーネア)」。
私が関西で、最もイタリアのバールを感じる場所だ。
現地事情に精通している店主と本場のバール談義、これが面白く
いつおじゃましても、「まいどです〜」な常連客や常連シェフ達の姿があり、
さまざまな情報交換も楽しみのひとつ。
ランチ後、エスプレッソやカプチーノをサクッと飲みに行くこともあれば
ディナー前のアペティティーヴォにカクテルを、
食事の後、食後酒をいただきに...と、1日を通して、あらゆるタイミングで伺っている。
イタリア人みたいに、お気に入りのバールを
10も20も持つことはできないかもしれない。ここは日本だから(笑)。
だけど、いつ行っても和めたり、疲れた身体をリセットできるようなバール
(カフェやワインバー、バーなども視野に入れ)を
これからも、探し続けたいと思う。