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2020年12月 2日
「八楽」 京都・下河原・中国料理
京都の南座に「まねき」がかかった。
吉例顔見世興行の印である。
これを見ると師走、今年も押し迫ったなと感じる。
今年の顔見世は、コロナの影響で開催日数が減った。
京都には京都らしい中国料理があり、
その一つに祇園の「盛京亭」という店がある。
そこで長らく修業をした料理人が独立して20年、「八楽」という店が下河原にある。
まずは冷やし野菜から始める。
「盛京亭」の名物でもあり、それを踏襲した献立。
細く切った野菜は、軽い塩味で見事に整っている。必ず頼む一品。
淡路牛と玉ねぎ炒め。
少し甘味を感じるのだが、懐かしい味わい。
若鶏の唐揚げ。
この香ばしさと色合いにテンションが上がる。
サクッとしたコロモに歯を入れると熱い液体が溢れる。
ピリ辛春雨炒めのレタス炒め。
ピリ辛感がまたまた食欲を喚起してくれる。
レタスの瑞々しさもいい相性である。
ぶた衣揚げ。
柔らかなコロモに包まれた豚肉が上品な味わいに変わる。
五目炒飯でしめる。
これぞ王道炒飯。
旨みをしっかり感じる。
安心感と懐かしさを味わう店。
時たま訪れたくなるのは、年齢のせいかもしれない。
「八楽」
京都市東山区下河原通八坂鳥居前下ル2丁目上弁天町428-5
075-541-5898
投稿者 geode : 2020年12月 2日 10:55