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2017年6月 2日

「西天満 中村」 大阪・西天満・日本料理


西天満。
いま、もっとも注目を集めている界隈かもしれない。
中華料理店の激戦区でもあり、またフランス料理店やワインバーなどもふえつつある。裁判所が近い、また骨董店が軒を並べる処でもある。北新地とは御堂筋を挟んで東側だが、このわずかな距離が、新地の混雑感とは異なる大人の街という印象を作り上げているのだ。
そんな西天満に昨年11月に開店した「西天満 中村」。
女性の中村明美さんが主人である。

カウンターの背景には鈴の作品。

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モダンだが、落ち着き感がある。なぜかホットするのだ。
主人と女性スタッフが一人であった。



白ずいき、海老、椎茸、カシューナッツなどの胡麻和え。
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この胡麻の感じが優しく、緩やかな始まりである。



胡麻和えに入った海老の頭が焼かれて登場。
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香ばしくカリッとした食感とともに気持ちが高まる。



造りは、あまてかれい、雲丹、アワビ。
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すだち塩、肝醤油、造り醤油がつく。
穂紫蘇がゼリー寄せでつく。見た目も美しい。
かれいの舌を覆う味わいの深さが残る。



椀物は焼きとうもろこし豆腐にキスである。
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とうもろこし豆腐の儚い甘さが出汁にとけてゆく。
一口ずつ味わいの変化があり、その濃度に舌も胃袋も反応する。



八寸は胡瓜とじゅんさい、かれいの麹和え、カマスの寿司、南瓜と小豆などバリエーションあり。
そしてこれは酒を呼ぶなと思う。
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八寸という世界観に作り手の個性と考えが現れる。



サワラの幽庵焼き。
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焼物の定番だが、安定した味わい。



黒豚のとろろかけ、小茄子、金時草。
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豚ととろろの相性が見事。ここで肉類が入るのは嬉しい。



香の物。
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破竹と穴子の炊き込みご飯。
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先の黒豚といい、このご飯といい、どんどん攻めの姿勢が感じられ、食べる側のテンションは高まるばかり。
これはいいですね。



そして黒糖のブランマンジェ、アップルマンゴー、パンナコッタのアイスクリーム。
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あくまでアグレッシブな料理が続く。しかしどこかに優しさが潜んでおり、食べ手の気持ちをたおやかにしてくれる。






「西天満 中村」
大阪市北区西天満4-5-25
06-7506-8218

投稿者 geode : 2017年6月 2日 10:32